WEC:モンツァに新型ポルシェ911 RSRが登場。2019/20年デビューの992型か

2019年5月28日(火)12時2分 AUTOSPORT web

 イタリアの高速サーキット、モンツァでポルシェの新型GTEカー『ポルシェ911 RSR』と思われる車両のテスト風景を捉えた写真が撮影された。


 耐久の雄として知られるポルシェは現在、WEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のLM-GTEプロ/GTル・マンクラスにワークスとして参戦しており、同社のフラッグシップモデルである『911』をベースとしたLM-GTEカーを投入している。


 今回撮影されたブラックボディのマシンは、GTE規定車ポルシェ911 RSRの2020年モデルであると考えられ、WECでは2019年8月にイギリス、シルバーストンで開幕する2019/20年シーズンに登場する線が濃厚だ。


 なお、同モデルの登場はポルシェの拠点であるドイツ・バイザッハのテストトラックで、試作車のテストが行われてから8カ月以上が経った後となっている。


 2018年11月にワールドプレミアされた市販992型991ベースの新型マシンは当初、ターボチャージャー付きエンジンへの移行が報じられていた。しかし、モンツァに姿を現したモデルは排気管がサイド出しとなっていることで、そのサウンドが大きく代わっているものの、従来型と同じく自然吸気エンジンを搭載しているとみられている。
 また、エキゾーストノートやだけでなく、1年以上前から開発が行われてきたフロント、リヤ、サイドのボディワークも現行車とは明らかな違いがあるのが写真でも確認可能だ。


 Sportscar365では少なくともGTEマニュファクチャラー2社が、2020年のウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースから施行される、GTE規定の新たな3年サイクルを利用することになると理解している。


 そこに含まれるのは今回スパイショットが撮られたポルシェ911 RSRと昨夏、Sportscar365によってテストの実施が伝えられたシボレーの新型コルベットC8.Rだ。

エキゾーストパイプの位置が現行型のリヤからリヤタイヤ前方のサイド出しに変わっている
カウルやエアインテーク形状が変更されたフロントマスク
992ベースの新型ポルシェ911 RSRと思われる車両


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