タトゥーが入った現役日本人Jリーガー14選【2025】

2025年5月28日(水)18時0分 FOOTBALL TRIBE

佐藤優也(左)渡邊凌磨(中)小泉慶(右)写真:Getty Images

近年、タトゥーは世界的に広まり自己表現のひとつとして定着している。特に海外サッカーでは、ピッチに立つ選手たちの体に刻まれた文字やデザインが目を引くことは珍しくない。ユニフォームの袖やショーツの隙間から、彼らの個性が垣間見える場面もしばしばある。


一方、日本ではタトゥーに対する印象は依然として厳しいままだ。歴史的背景も影響し、公共の場での露出が避けられることが多い。日本人選手の多くは、試合やイベント時にバンドやテーピングを用いてタトゥーを隠しているのが現状だ。


日本国内の試合中にタトゥーを見る機会は限られているが、注意深く観察すればわずかにその存在が確認できる。ここでは、2025シーズンのJリーグに臨む日本人選手の中からタトゥーを入れている選手たちを取り上げ、彼らの表現の一端を紹介していこう。


※本記事は下記の続編となっている。既出記事でもタトゥーを入れている現役選手を紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。


関連記事:海外選手だけじゃない!タトゥーが入った現役日本人Jリーガー13選。松田兄弟、槙野智章…




渡邊凌磨 写真:Getty Images

渡邊凌磨(浦和レッズ)


浦和レッズMF渡邊凌磨の左腕内側には、細い筆記体で書かれたタトゥーが確認できる。見える範囲から推測すると英字のように見えるが、具体的に何が書かれているかは明らかになっていない。


渡邊はJリーガーになる前の2015年から2018年にかけて、ドイツ2部のインゴルシュタット04でプレーし、タトゥーが社会的に容認されている環境に身を置いていた。このタトゥーは、その時代に入れたものかもしれない。




柳貴博(モンテディオ山形所属時)写真:Getty Images

柳貴博(ファジアーノ岡山)


ユニフォーム姿では見えないが、ファジアーノ岡山のDF柳貴博も左肩から上腕にかけて大きめのタトゥーが確認されている。トライバル模様のデザインで力強い印象だ。


柳はアビスパ福岡在籍時の2022年、信号待ち中に居眠りしているところを警察官に発見され酒気帯び運転が発覚。それにより契約が解除されるという出来事もあった。


怖そうな印象を持たれることもあるが、実際にはアニメやマンガが好きで真面目で優しい性格の持ち主のようだ。




齋藤恵太(ブラウブリッツ秋田所属時)写真:Getty Images

齋藤恵太(栃木シティ)


栃木シティのFW齋藤恵太もタトゥーが入っている選手の一人だ。これまでJリーグ通算250試合以上に出場しており、2024シーズンから所属していたファジアーノ岡山で今シーズン初めてJ1デビューを果たしたが、5月に栃木へと期限付き移籍している。


彼の左腕には、釣り針と水草が交差しているようなデザインのタトゥーが確認できる。また、手首にも別の絵柄が刻まれているが、試合中はリストバンドを着用していることが多く、詳細は明らかになってない。




原輝綺(清水エスパルス所属時)写真:Getty Images

原輝綺(名古屋グランパス)


今シーズンから名古屋グランパスに加入したDF原輝綺。どんな絵柄かは不明だが、左の上腕部内側から肘の下にかけてタトゥーが入っている。


同選手は2023年に清水エスパルスからスイスのグラスホッパー・クラブ・チューリッヒへ期限付きで移籍。清水時代(2021〜2024)前半やそれ以前の画像ではタトゥーを確認できないため、スイス時代に入れたと推測される。




児玉剛 写真:Getty Images

児玉剛(名古屋グランパス)


2025年1月に現役引退を発表したものの、GKシュミット・ダニエルの負傷などを受け2月に名古屋グランパスへ移籍したGK児玉剛もタトゥーを入れている選手の一人だ。


名古屋のTikTok公式アカウントには、朝の目覚めからトレーニングへ向かうまでの様子が投稿されており、その中で左腕と左肩に刻まれたタトゥーが確認できる。肩部分は一部しか映ってないが、左腕のタトゥーを拡大してみると、円形デザインの中にハートのシンボルと「生」の漢字が刻まれているように見える。




小泉慶 写真:Getty Images

小泉慶(FC東京)


2023年にFC東京へ移籍し、翌2024シーズンからはキャプテンを務めているMF小泉慶もタトゥーを刻んでいる。


試合中の写真ではその全体像は見えないが、X(旧Twitter)に投稿された画像ではデザインがはっきりと確認できる。2匹の鯉らしき魚と蓮のような花で構成されており、非常に日本的かつ芸術的なタトゥーだ。


松原后 写真:Getty Images

松原后(ジュビロ磐田)


左腕内側にタトゥーを入れているのは、2022年からジュビロ磐田に所属しているDF松原后だ。比較的大きいタトゥーだが、その内容ははっきり確認できてない。


同選手は2020年から2022年までベルギーのシント=トロイデンVVでプレーしていたため、ヨーロッパで入れたのではないかと推測するサポーターもいるようだが、清水時代(2015〜2019)の画像でも確認されている。




鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌所属時)写真:Getty Images

鈴木武蔵(横浜FC)


横浜FC所属のFW鈴木武蔵は両腕全体にタトゥーがあり、試合映像などでもその存在が確認できる。左腕には鎧兜をかぶった侍の絵が描かれ、その上には「武蔵」と自身の名前が刻まれている。一方、右腕上部には内容が特定できない絵があり、下部には「M.R.HAMILTON」という文字が刻まれている。


その文字は、父親とされるジャマイカ人のロバート・ハミルトン氏、またはその親族を指している可能性がある。




鈴木準弥(町田ゼルビア所属時)写真:Getty Images

鈴木準弥(横浜FC)


横浜FCにはほかにもタトゥーを入れている選手がいる。2025シーズンに町田ゼルビアから移籍してきたDF鈴木準弥だ。ロングスローを投げる際など、肩から左腕の上部にかけてはっきりとタトゥーが見える。


また、トレーニング中の写真ではその全体が確認できる。上部には鯉が描かれ、その下には水流や波のような模様が刻まれている。




櫻川ソロモン 写真:Getty Images

櫻川ソロモン(横浜FC)


ここまで紹介した選手のほとんどは左腕上部にタトゥーがあったが、横浜FC所属のFW櫻川ソロモンは右腕上部に刻んでいる。


絵柄ではなく文字が刻まれているのがはっきりと確認できる。ひとつの言葉だけでなく2行にわたるフレーズであることは間違いないが、内容は不明だ。







山本龍平(松本山雅)


2019年に松本山雅に加入したDF山本龍平は、同クラブの公式Xアカウントでもタトゥー姿が公開されている。


左腕全体に刻まれており、上部には絵と文字が見える。さらに下部には、戦士と思われる人物の姿が描かれている。




山田陸 写真:Getty Images

山田陸(V・ファーレン長崎)


2024年に名古屋グランパスからV・ファーレン長崎へ移籍したMF山田陸も、左腕上部にタトゥーがある。


ヴァンフォーレ甲府所属時の画像では、タトゥーの下部がはっきり見える。薔薇の絵と太陽の絵に囲まれたローマ数字の「IXVIII」が刻まれている。




佐藤優也 写真:Getty Images

佐藤優也(ロアッソ熊本)


2021シーズンからロアッソ熊本のゴールを守っているGK佐藤優也は、右腕下部にフレーズを刻んでいる。ユニフォームとグローブの間に隠れているため全容を確認できる画像は少ないが、はっきり分かる写真も存在する。


ドイツ語で「Ich liebe Familien Shoko.Rion.Manon」と書かれており、「私は家族であるShoko、Rion、Manonを愛している」という意味だ。最初の2名は妻の村松章子氏と長女の鈴音さんを指していると思われる。「Manon」については明確な情報はないが、同選手は2人娘の父親であるため、次女の名前である可能性が高い。




熊田直紀(ヨング・ヘンク所属時)写真:Getty Images

熊田直紀(いわきFC)


いわきFC所属のFW熊田直紀は、2024年にFC東京からチャレンジャー・プロ・リーグ(ベルギー2部)のヨング・ヘンクへ期限付き移籍した後タトゥーを入れた。


左腕には仏像のような人物のタトゥーが刻まれており、眉間には丸い印(白毫)のようなディテールが見える。目を閉じている様子が瞑想的な雰囲気を感じさせる。

FOOTBALL TRIBE

「タトゥー」をもっと詳しく

「タトゥー」のニュース

「タトゥー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ