広島が2連勝、野津田岳人が直接FKで決勝点! 名古屋の4連勝を阻止

2022年5月28日(土)15時59分 サッカーキング

広島と名古屋が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images

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 明治安田生命J1リーグ第16節が28日に行われ、サンフレッチェ広島と名古屋グランパスが対戦した。

 広島は25日に第15節ガンバ大阪戦を予定していたが、トップチームの複数名が新型コロナウイルス陽性となった影響で同試合が中止に。一時的に活動停止を余儀なくされたが、27日よりトップチーム活動を再開している。

 一方、25日にアビスパ福岡と対戦した名古屋は、退場者を出しながらも先制点を守り切って1−0で勝利。3連勝で9位にまで順位を上げた。

 今季のJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージでも対戦した両者の一戦。最初の決定機は6分、ホームの広島に訪れる。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、キッカーの野津田岳人が左足でゴールに向かうボールを供給。相手GKランゲラックがファンブルすると、こぼれ球を柏好文が押し込もうとする。しかし、ゴールラインの手前で柿谷曜一朗にクリアされ、得点にならない。

 すると同場面で名古屋にアクシデントが発生。ランゲラックが筋肉系トラブルでプレー続行を断念し、武田洋平との交代でピッチを後にした。
 
 広島は23分にも決定機。自陣から右サイドまでドリブルした藤井智也がシュート性のグラウンダークロスを送り、ゴール前のジュニオール・サントスが合わせて角度を変える。しかし、右のポストに嫌われた。

 球際での激しい攻防が繰り広げられた一戦は、スコアレスで折り返す。試合の均衡が破れたのは57分、広島が先制する。ペナルティエリア手前、右寄りの位置でフリーキックを獲得し、野津田がゴールを直接狙う。左足から放たれた縦回転の鋭い一撃は、壁の上を越えてゴール右に吸い込まれた。野津田が広島でリーグ戦のゴールを記録したのは、2015年7月29日に行われたヴィッセル神戸戦以来、約7年ぶりとなる。

 追いかける展開となった名古屋は、85分に広島のゴールを脅かす。稲垣祥が縦パスを挿し、酒井宣福が相手を背負いながらワンタッチで落とす。反応したマテウスが左足でダイレクトシュートを放ったが、ゴール左下を狙ったシュートは巻ききれずに枠を外れた。

 終盤押し込む名古屋は後半アディショナルタイム3分、ロングスローのこぼれ球を稲垣が押し込もうとするが、永井龍の顔面ブロックに阻まれる。名古屋の反撃は及ばず、逃げ切った広島が1−0で勝利した。広島は2連勝でリーグ戦4試合無敗、名古屋はリーグ戦4試合ぶりの黒星となった。

 今後はインターナショナルマッチウィークに突入するため、J1リーグはしばらく中断する。両チームの次戦は6月1日の天皇杯2回戦となり、広島はホンダロックSC(宮崎県)、名古屋は同志社大学(京都府)と対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 1−0 名古屋グランパス

【得点者】
1−0 57分 野津田岳人(広島)

【スターティングメンバー】
広島(3−5−2)
大迫敬介;塩谷司、荒木隼人、佐々木翔;藤井智也、野津田岳人(90+3分 野上結貴)、柏好文(80分 青山敏弘);満田誠(90+3分 長沼洋一)、柴﨑晃誠(68分 東俊希);ナッシム・ベン・カリファ、ジュニオール・サントス(80分 永井龍)

名古屋(3−4−2−1)
ランゲラック(9分 武田洋平);中谷進之介、藤井陽也、丸山祐市;森下龍矢(62分 内田宅哉)、稲垣祥、レオ・シルバ(81分 阿部浩之)、相馬勇紀;柿谷曜一朗(46分 石田凌太郎)、仙頭啓矢(62分 酒井宣福);マテウス・カストロ

サッカーキング

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