【日本ダービー】“セイウン”スカイを見て調教師の道へ…“ニシノ”エージェントで千葉直人師が恩返し
2025年5月28日（水）7時0分 スポーツ報知
千葉調教師はニシノエージェントでダービー初参戦
◆第９２回日本ダービー・Ｇ１（６月１日、東京競馬場・芝２４００メートル）＝５月２７日、美浦トレセン
昨年３月に開業した千葉直人調教師が、京成杯覇者ニシノエージェントで日本ダービー初参戦を果たす。「牧場の方々が手をかけてくださったなかで（毎年）８０００頭近くが生まれますけど、その頂点のレース。たくさんの思いを含んでいるので責任はすごく感じます」と１８頭の枠を勝ち取った重みをかみ締める。
印象深いダービー馬は０４年のキングカメハメハと即答。「短期間でどうやって１６００メートルと２４００メートルに対応できる馬をつくるのか。ファン時代よりも調教師になって、すごさが分かる」。松田国英元調教師の偉大さも忘れられないという。
北海道出身の千葉調教師はセイウンスカイの札幌記念を見て競馬の世界に飛び込んだ。厩舎の初勝利、重賞初出走もニシノ、セイウンの冠名で知られる西山茂行氏の所有馬だった。「セイウンスカイは皐月賞と菊花賞を勝ちましたけど、ダービーだけが抜けている。僕の力で何とか取らせてあげたいというか、勝てれば本当に最高だなと思います」。最上級の恩返しを—その思いは誰よりも強い。（浅子 祐貴）
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