世界に最高のアピールへ! 日本出身“横綱”大の里が担う新時代の広告塔

2025年5月28日(水)4時30分 スポーツニッポン

 【「唯一無二」の新横綱 大の里(下)】今年1月、国技館の最寄り駅、JR両国駅構内にインパクトのある掲示物が登場した。「うどんも、コシ。」のキャッチフレーズと、どアップの大の里。斬新なポスターが利用客の関心を引いた。当時の大の里は大関。起用した大手飲食店チェーンの丸亀製麺(本社・東京都渋谷区)が経緯を説明する。「相撲道に対する人一倍の努力と真摯(しんし)な姿勢、唯一無二の存在を目指す大の里関に、今まさに、新しい外食企業の成長戦略に挑もうとする丸亀製麺が大変な共感を覚えました。ぜひ私どもの姿勢の象徴として大の里関にご出演をいただきたいと考えました」。ポスターだけでなく一部店舗ではPR映像も流れた。デビューから2年で頂点まで駆け抜けた「令和の怪物」の無限の可能性は企業の理念にも合致する。広告代理店の関係者は「横綱昇進でCM起用などの需要は間違いなく高まります」と分析した。

 照ノ富士の一人横綱が3年続いたが、今年1月に豊昇龍が昇進。名古屋場所では久々に東西に横綱が座る。8月に万博巡業、10月にはロンドン、来年6月にはパリで公演を控える中、興行の目玉である横綱土俵入りを日本出身横綱が行うことは世界に最高のアピールとなる。横審委員らから「大豊時代」と大きな期待をかけられた新時代の担い手の、新章がスタートする。(特別取材班)

スポーツニッポン

「大の里」をもっと詳しく

「大の里」のニュース

「大の里」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ