「俺を潰す気つもりか!」――角田裕毅が発した“異常な暴言”に海外メディアも「通常では考えられない会話」と仰天

2023年5月30日(火)6時0分 ココカラネクスト

降りしきる雨の中で余儀なくされた厳しいレース。そのなかでフラストレーションを抱えた角田はそれを爆発させた。(C)Getty Images

 レース中のアクシデントに思わずヒートアップしてしまった。現地5月28日に開催されたF1のモナコ・グランプリで、アルファタウリの角田裕毅が発した“暴言”が物議を醸している。

 発端となったのは、マシンのブレーキトラブルだ。ラスト13周まで入賞圏内9番手をキープする好走を見せていた角田だったが、レース途中に降りだした雨によって状況が一変。「ブレーキの温度が上がらず、まったく効かない状態になった」(本人談)ために徐々にペースダウン。そのままずるずると後退して15位に終わった。

【動画】海外で物議! 角田が苛立ちを爆発させたブレーキトラブルの瞬間

 不本意な結果に終わったレースにあって波紋を広げたのは、ブレーキトラブルにより苛立ちを募らせた角田とアルファタウリのスタッフによるやり取りだ。

 雨の影響を受けたマシンの問題がいよいよレースに支障をきたすレベルに達した際に角田は「ありえない!」と激高。これに対してスタッフが「なんとか頑張ってくれ! 難しいのは分かっている。ペースを見つけてほしい」と返答するが、「分かってるよ! だけどこのブレーキは最悪だ!」とエキサイト。さらに「俺を潰すつもりか!」とフラストレーションを爆発させた。

 熱くなりやすい性格で知られている角田は、これまでもスタッフに対して際どい発言をしてきた。ゆえにふたたび23歳の日本人が発した言動は海外メディアで小さくない話題となった。

 英大衆紙『Daily Star』は「ツノダは車をコースに維持するのに苦労して、自身のチームに対して“異常な暴言”を吐いた」と報道したうえで「この日本人ドライバーは、無線での激しい暴言でも有名だが、雨が降る中でマシンをコースに進ませようと奮闘したときのメッセージは、これまでで最も怒りを感じたものの一つだった」と振り返っている。

 また、ブラジルのポータルスポーツサイト『UOL』は一連のやり取りを「通常では考えられない会話だ」と指摘。そして「雨の影響もあってブレーキが効かなくなり、タイトだったサーキットで衝突の危険性が高まり、いつも以上に緊迫した状況に追い込まれたツノダは、チームに対する我慢の限界を超えてしまった」と言動の激しさを強調した。

 予期せぬトラブルでフラストレーションを溜める結果となった角田。次回のスペインGPでは雪辱を果たす会心の走りを見せられるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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