MotoGPイタリアGP初日はルーキー勢が躍進。総合トップはプラマックのバニャイア、2番手にクアルタラロ

2019年5月31日(金)23時25分 AUTOSPORT web

 MotoGP第6戦イタリアGPのフリー走行1回目、2回目がムジェロ・サーキットで行われ、MotoGPクラスはルーキーのフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)が初日総合のトップタイムを記録。2番手にはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が続き、若手ふたりがトップ2を占めた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合14番手で初日を終えている。


 なお、第6戦イタリアGPには、ドゥカティのテストライダーであるミケーレ・ピロ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)が、ワイルドカードとしてエントリーしている。


■FP1:新パーツを投入したドゥカティ デスモセディチGP19が登場


 フリー走行1回目は気温20度、路面温度31度のドライコンディションのもと、行われた。序盤にトップタイムをマークしたのはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)で、1分47秒558をマークする。マルケスに続くのはミケーレ・ピロ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)、そしてアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)。


 このセッションでは終盤まで上位陣に大きな順位変動は見られず、淡々と走行が重ねられた。セッション残り時間15分を切るころ、3番手につけていたアレイシ・エスパルガロのマシンにトラブルが発生。メインストレートで次第にスローダウンしていったアレイシ・エスパルガロは、コースサイドでにマシンを止めてピットに戻った。


 最終的にマルケスのトップは変わらず、最後のアタックでダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)が2番手に浮上。3番手がピロでこのセッションを終えた。4番手はこちらも終盤にポジションを上げたクアルタラロ、アレイシ・エスパルガロは5番手。中上はセッション残り時間10分を切った時点で4番手につけていたが、最終的にトップから約0.4秒差の7番手だった。


 モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、それぞれ12番手と14番手に沈んでいる。


 イタリアGPのフリー走行1回目ではアプリリアが新しいフェアリングを投入。また、ピロは、リヤのブレーキディスクを部分的に覆うカバーが新たに取り付けられたドゥカティ デスモセディチGP19で走行を行っていた。


■FP2:ルーキー、バニャイアがトップ、クアルタラロが2番手に


 フリー走行2回目もコンディションはドライ。気温23度、路面温度45度で始まった。最初にターゲットタイムをマークしたのは、フリー走行1回目をトップで終えたマルケス。1分47秒062で序盤からトップに立つ。


 マルケスに続くのはジャック・ミラー(プラマック・レーシング)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)、ピロ、ペトルッチなどのドゥカティ勢だ。


 セッションの残り時間6分になるころ、ペトルッチがマルケスのタイムを0.05秒更新し、トップに浮上。このころになるとクアルタラロやビニャーレス、さらにはポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)などが相次いでタイムを短縮していく。このなかでもKTMのポル・エスパルガロは一時、トップタイムをマークしていた。


 セッション残り時間2分、クアルタラロが1分46秒778でトップにつける。しかしそのタイムをさらに更新したのが、クアルタラロと同じくMotoGPクラスルーキーである、バニャイアだった。バニャイアはクアルタラロのタイムを0.046秒更新する1分46秒732を叩き出し、トップに立つと、そのままこのセッションを制し、さらに初日としても総合トップで終えた。バニャイアが最高峰クラスのセッションを制したのは、今回が初となる。


 2番手にはクアルタラロが続き、ルーキーふたりがトップ2を占める結果となった。3番手はペトルッチ、4番手はポル・エスパルガロ、5番手にはビニャーレスが続き、マルケスは6番手。ホンダ勢としてはマルケスが最上位だった。ドヴィツィオーゾは11番手、ロッシは18番手に終わり、中上はフリー走行2回目、初日総合ともに14番手だった。


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