トム・サイクスがPuccetti Racing離脱でラバットと交代。ファン・デル・マークの代役でサイクスはBMWへ/SBK

2023年5月31日(水)17時39分 AUTOSPORT web

 6月2〜4日に開催されるスーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦エミリア・ロマーニャから、ライダーのチーム離脱や代役参戦などによりエントリーリストが一部変更される。


 まずは、前半4戦をKawasaki Puccetti Racingから戦ったトム・サイクスがチームを離脱することに。技術面およびマシンセットアップの改良に取り組んでいたが、半数がリタイアで下位でレースを終えることが多くシーズン中に契約を終了させた。

2023SBK:トム・サイクス(Kawasaki Puccetti Racing)


 そんなサイクスは、2019年から2021年まで過ごしたBMWから代役としてエントリーすることになる。第3戦オランダではROKiT BMW Motorrad WorldSBK Teamのレギュラーライダーであるマイケル・ファン・デル・マークが左大腿骨を骨折する怪我を負った。彼が回復するまで、サイクスがBMW M1000RRを駆る。

BMW M1000RRを駆るトム・サイクス(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)


 サイクスは5月12日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われたテストで、すでにBMWのマシンを試乗している。同チームでの参戦経験はあるが、新型のM1000RRへ慣れる必要がある。


 さらに、サイクスが離脱したKawasaki Puccetti Racingは、残りのラウンドでティト・ラバットを起用する。ラバットは同チームに所属していたこともあるライダーだ。MotoGP経験者で、今季はMotoEに参戦しているが、SBKではカワサキNinja ZX-10RRを走らせる。

ティト・ラバット(Kawasaki Puccetti Racing)

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