アルピーヌ、ル・マンで新型プロトタイプカー公開へ。2024年WECハイパーカークラスに参戦予定

2023年5月31日(水)11時45分 AUTOSPORT web

 アルピーヌは、来週6月7〜11日にフランス、ル・マンで開催されるWEC世界耐久選手権第4戦『ル・マン24時間レース』での新型プロトタイプカー発表に先駆け、LMDhのティザーイメージを初公開した。


 まだ名称が明らかにされていないオレカシャシーのLMDhプロトタイプは、2024年にWECの最高峰カテゴリーであるハイパーカークラスに参戦する予定だ。


 フランスの自動車メーカーは以前、プログラムの初年度に2台体制で取り組むことを確認しており、従来のプロトタイプ・プログラムと同様にシグナテック社がオペレーションを担当することになっている。


 フィリップ・シノーが率いるシグナテックは現在、WECでアルピーヌのLMP2プログラムを運営しているが、以前はノンハイブリッドLMP1マシンの『アルピーヌA480・ギブソン』で2年間ハイパーカークラスに参戦し、トヨタとグリッケンハウスを相手に世界選手権のトップカテゴリーで戦ってきた。


 5月30日(火)に公開されたティーザーは、チームが火曜日にソーシャルメディアを通じて公にしたもので、トレードマークとなっている36番のゼッケンナンバーとフロントの一部を除きデザインの大部分は示されていない。


 このクルマのノーズは、昨年のパリモーターショーでアルピーヌが公開したコンセプトカー『アルペングロー』との類似点があるようにも見える。


 アルピーヌは、フランスの耐久クラシックの決勝前日にあたる金曜日、6月9日11時30分(日本時間18時30分)からプレスカンファレンスを開き新型プロトタイプカーを発表する。また、7日(水)には『A110』ラインアップの中でもっとも過激な『A110 R』をベースに、世界でもっとも権威のある耐久レースに敬意を表した限定モデル『アルピーヌA110 R LeMans(A110 R ル・マン)』のワールドプレミアも予定している。


 アルピーヌのLMDhカーがサーキットを走ることになれば、今年初めにIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスでデビューした『アキュラARX-06』に次いで、オレカ製シャシーを利用した2台目のマシンとなる予定だ。

アルピーヌが2024年のWECハイパーカークラスに投入する新型LMDhマシンは、今年100周年を迎えるル・マン24時間の会期中、6月9日(金)にお披露目される予定だ。

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