2022/23プレミアリーグ、国別得点ランキング&個別トップ3
2023年5月31日(水)18時0分 FOOTBALL TRIBE

2022/23シーズンのプレミアリーグが終了し、全20クラブによる全38節でのシーズン通算得点数は歴代最多である1086ゴールを記録。優勝を決めたマンチェスター・シティに所属する得点王FWアーリング・ハーランドを筆頭に、今シーズンも多くのゴールが生まれてきた。
ここでは、2023/23プレミアリーグの得点ランキングトップ3を確認しつつ、選手の出身国別のランキングを集計してみよう。上述のハーランドと、アーセナルMFマルティン・ウーデゴールの出身国であるノルウェーの結果に注目だ。

得点ランキング3位:イバン・トニー
- 得点:20ゴール
- 所属:ブレントフォード
- 出身国:イングランド
得点ランキング3位は、ブレントフォードでプレーするFWイバン・トニー。2021/22シーズンにプレミアリーグ昇格に貢献した同クラブの絶対的ストライカーである。2018年にピーターバラ・ユナイテッド(イングランド3部)でストライカーとしての才能が開花。2019/20、2020/21シーズンに2回のリーグ得点王を獲得している。ちなみにこの活躍により、2023年にはイングランド代表に初招集された。またこれにて直近5シーズン連続でチーム内得点王となった。

得点ランキング2位:ハリー・ケイン
- 得点:30ゴール
- 所属:トッテナム・ホットスパー
- 出身国:イングランド
2位はトッテナムでプレーするFWハリー・ケイン。近年のプレミアリーグのストライカーといえばケインと多くの人が口を揃えるだろう。これまで3回のプレミアリーグ得点王を獲得し、リーグの通算得点ランキングでも現役トップの2位につけている。この得点力は、チームだけでなく代表でも発揮されており、イングランド代表の歴代最多得点保持者でもある。トッテナムのトップチームに定着した2014/15シーズンからは、9回連続でチーム内得点王に輝いている。

得点ランキング1位:アーリング・ハーランド
- 得点:36ゴール
- 所属:マンチェスター・シティ
- 出身国:ノルウェー
1位はマンチェスター・シティでプレーするFWアーリング・ハーランド。「怪物」の異名で知られるハーランドの成績はその名の通り人間離れしている。2022/23シーズンプレミアリーグ初挑戦にして、歴代のシーズン最多得点記録を更新。得点王に加え、歴代初の最優秀選手賞と最優秀若手選手賞のW受賞を果たした。ノルウェー代表では2022年カタールW杯に出場できなかったものの、これまで28試合出場で29ゴールと、代表でもその力を発揮している。しばらくは怪物ハーランドの時代が続きそうだ。

2022/23プレミアリーグ国別得点ランキング
選手の出身国別の得点ランキングは、以下のような集計結果となった。
(順位:出身国:リーグ所属人数:ゴール数)
- 1位:イングランド:254人:353ゴール
- 2位:ブラジル:36人:97ゴール
- 3位:ノルウェー:6人:52ゴール
- 4位:ポルトガル:28人:49ゴール
- 5位:アルゼンチン:14人:36ゴール
- 6位:ドイツ:12人:32ゴール
- 7位:フランス:33人:28ゴール
- 7位:スペイン:33人:28ゴール
- 9位:ベルギー:11人:25ゴール
- 10位:デンマーク:15人:22ゴール
プレミアリーグがイングランドのリーグであることから、1位の結果は当然と言えよう。主な選手は、前述のハリー・ケイン、イバン・トニーに加え、FWカラム・ウィルソン(ニューカッスル・ユナイテッド)、FWマーカス・ラシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)など。1人あたりの得点数は約1.38点。個人の得点ランキングトップ10の中に、6人ものイングランド出身選手がいる。
2位はブラジル。リーグ在籍選手の国籍ランキングでも2位を誇る。主な選手は、FWガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)、FWガブリエル・ジェズス(アーセナル)、FWロベルト・フィルミーノ(リバプール)だ。1人あたりの得点数は約2.69点。個人の得点ランキングトップ10の中には1人だが、平均して多くの得点ができる選手がいることがわかる。
そして3位はノルウェーだ。リーグ所属選手が6人と、とても少ないにも関わらずこのような結果になった。さらに得点を挙げているのは6人中たったの2人。ハーランドとMFマルティン・ウーデゴール(アーセナル)である。ちなみに1人あたりの得点数は8.6点。得点王のハーランド(36得点)はもちろん、ウーデゴールも個人の得点ランキング7位タイ(15得点)と、特出した才能を持っている2人がノルウェーの順位をあげた。