“イスタンブールの奇跡”知るリヴァプールOB、古巣のCL制覇へ太鼓判「ベストチーム」
2019年5月31日(金)19時12分 サッカーキング
2004年、レアル・マドリードから当時のリヴァプール指揮官だったラファエル・ベニテス監督に請われ、イングランドへとやってきたヌニェス氏は、加入直後のケガで出遅れると、なかなかチームにフィットできないまま、1年でスペインへ帰還することとなった。だが、その1シーズンにリヴァプールは“イスタンブールの奇跡”を起こし、ヌニェス氏もビッグイヤーを掲げることとなった。
イスタンブールでのミランとのCL決勝は、「人生で最高の日」と振り返り、「ハーフタイムを終えて3点が必要で、そこから逆転した。こういう試合になると、みんなも覚えていてくれる」と、偉大なことを成し遂げたことを昨日のことのように思っている様子。
一方でヌニェス氏はベンチ入りしたものの、出番は得られず。「少しだけ残念な気持ちもあった」と心中を明かしてくれつつ、「CLを優勝することが、何よりも重要なことだよ」と笑顔で話してくれた。
リヴァプールは、2005年にビッグイヤーを掲げてから、2度決勝に進んだがいずれも敗れている。昨年に続いてのファイナリストとなったチームに対し、「決勝進出に値するチーム」と評し、「リヴァプールはおそらく今、ベストなチーム。プレミアリーグでもわずかに1敗だったし、これはとても難しいこと。自分たちに自信を持っている」と太鼓判を押すと、「勝利を願っているよ」と古巣の勝利を期待している。
取材=小松春生