鎌田卓麻と社員の負傷事故報道について、テインが声明を発表「調査に対して全面的に協力してまいります」
2023年6月1日(木)16時5分 AUTOSPORT web

6月1日、ラリードライバーの鎌田卓麻がラリーの練習中に立ち木に激突して重傷を負い、クルマに同乗していた会社員の男性が重体となっているという報道が伝えられたが、この件について男性が所属する株式会社テインが声明を発表した。
鎌田は2023年シーズンもJRC全日本ラリー選手権や全日本ダートトライアル選手権などに出場。スバルを代表するドライバーとして全日本ラリー第1戦嬬恋では開幕戦ウイナーとなった他、2戦連続を含む計3度の表彰台を獲得する活躍で現在シリーズランキング2位につけている。
NHKなどの報道によると、事故は5月31日に群馬県みなかみ町にある群馬サイクルスポーツセンターのサーキットコースで発生。今月16〜17日に京都府行われるJRC第5戦丹後に向けてラリーの練習を行っていた鎌田のクルマは、右コーナーでコースを外れアウト側の立ち木に激突した。この事故で鎌田は腰の骨を折る重傷を負い、助手席に乗っていたテイン社員の男性は意識不明の重体となっているという。
この事故の翌日、テインは『本日の報道に関するお知らせ』として声明を発表。所管警察署の調査に対して「全面的に協力する」ことを示したうえで、再発防止に向けて安全対策の見直しや改善に努め、従業員の安全と健康を最優先に安全意識を高めていくとしている。
1日付でテインから発表されたリリース内容は以下のとおりだ。
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2023年6月1日
株式会社テイン
本日の報道に関するお知らせ
本日のNHKニュースWEB等において、ラリーの練習中に車が木に衝突し、ラリードライバーが重傷、助手席に乗っていた当社従業員が意識不明の重体となっている内容の報道がございました。
現在、詳細は所轄警察署で調査中となっているため、当社といたしましては当該調査に対して全面的に協力してまいります。
またご両名の一日も早い回復をお祈りするとともに、このような悲しい出来事を教訓として、今後の自動車競技に対するサポートの在り方を改めて検討し、同じような事故が二度と起こらないよう、さらなる安全対策の見直しや改善に努め、従業員の安全と健康を最優先に安全意識を高めてまいります。
なお、今後、公表すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。