オコンがカナダGP欠場のうわさを否定。ガスリーとのインシデントに対するオンライン上の中傷を批判
2024年6月1日(土)9時8分 AUTOSPORT web
![](https://news.biglobe.ne.jp/sports/0601/1214693179/ats_1214693179_1_thum800.jpg)
アルピーヌF1チームのエステバン・オコンは、モナコGPでチームメイトのピエール・ガスリーと接触した後、オンライン上で中傷を受けたとして、弁明を行うとともに、次戦カナダGPの欠場を強いられるのではないかといううわさを否定した。
モナコGP決勝1周目にオコンはガスリーを追い越そうとして接触、そのダメージでリタイアした。アルピーヌのチーム代表ブルーノ・ファミンはオコンに激怒し、次戦に出場させない罰を検討していると広く伝えられていた。
オコンとガスリーのインシデントを調査したスチュワードは、オコンに次戦5グリッド降格のペナルティを科した。オコンはチームに対して謝罪している。
レース前にチームは、グリッドが後ろだったオコンに対して、レースを通してガスリーをサポートするよう指示していたと、ガスリーは述べている。インシデント直後、ファミン代表は強い怒りを示しており、彼はオコンをカナダGPに出場させないことも検討していると伝えられてきた。しかしオコンは5月31日、SNSを通して、次戦に通常どおり出場すると述べるとともに、インターネット上で自分に中傷の言葉が向けられていると明かし、そういった行為を非難した。
「モナコGPの後、さまざまなことが言われた。応援メッセージをたくさんもらう一方で、僕の性格、ドライビング、キャリアについてオンラインで中傷や否定的な意見が多数寄せられたことに、僕は深く悲しんでいる」とオコンはコメントした。
「大勢の人々のハードワーク、サポート、犠牲によって、僕は2016年のデビュー以来、グランプリに140戦以上出場してきた。僕は常にタフなコンペティターであり、ほとんどのドライバーと同様に、多くのインシデントを経験してきた」
「幸運にも、才能と経験のあるチームメイトたちとともにレースをする機会に恵まれた。たとえば、優勝経験者のダニエル(・リカルド)、チェコ(セルジオ・ペレス)、ピエール、そして2度のチャンピオンであるフェルナンド(・アロンソ)だ」
「チームメイトとして僕たちは互いに非常に近い位置からレースをスタートすることが多く、時にはコース上でタフなバトルが起こり、それが接触につながることもあった」
「もちろん、僕はケアレスミスを何度か犯した。僕たちはロボットではない。優勝するという夢を達成するために毎日限界まで自分を追い込むアスリートなのだ。F1は感情が高ぶり、情熱が深く根付いているスポーツだ」
「週末のたびに、トラックやソーシャルメディア上で、それを目にし、感じている。良いことも、悪いこともある。でもこの数日にオンラインで目にした、チームと協力して働く僕の能力についての誤った発言やひどい湾曲は、不正確であり、心を傷つける、有害なものだった」
「モータースポーツの世界での最初のラップから、僕は謙虚さ、プロ意識、敬意をもって、このスポーツに取り組んできた。これらの価値は、幼いころから僕のなかに植え付けられていた」
「ドライバーはそれぞれ自分の栄光を追い求めているが、一方でこれは何よりもまず、チームのスポーツだ。僕は常に与えられた指示に従い、チームとともに、チームのために、最大限の結果を上げるためにレースをしてきた」
「先週日曜日の1周目のインシデントの責任は僕にある。僕はリタイアしたけれど、全員にとって困難なシーズンスタートとなったなかで、今回チームが1ポイントを加算したことをうれしく思っている」
「僕はピエールをチームメイトとして、競技者として、尊敬している。僕たちは常にチーム内で協力的かつプロ意識を持って働いてきたし、これからもそうしていく」
「F1ではリスクを冒すことなしに、成果を手に入れることはできない。レースのスタートは緊張感に満ちている。モナコではオープニングラップが最終結果を左右するだけに、なおさらだ」
「結局のところ、僕たちは皆、競技者であり、フィールド全体でハードでフェアなレースが行われることが、このスポーツを素晴らしいものにする。そしてそれが、僕がこのスポーツをこれほど愛する理由でもある」
「モントリオールで、素晴らしいカナダのファンの前でレースをすること、将来に待ち受けるエキサイティングな機会を楽しみにしている」
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