マルケス「ピロが僕を待っていた」ために戦略を変更/MotoGP第6戦イタリアGP 予選トップ3コメント

2019年6月2日(日)8時0分 AUTOSPORT web

 MotoGP第6戦イタリアGPの予選がムジェロ・サーキットで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したマルク・マルケス、ファビオ・クアルタラロ、ダニロ・ペトルッチの3人が会見に登場。予選を振り返るとともに明日の決勝レースに向けたタイヤ選択などについて語った。


■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(予選 ポールポジション)


「予選で僕にはスピードがあった。けれど、ピロが背後についているのがわかったんだ。きっとドゥカティの指示だったんだろうね」


「最初のラップで僕はひとりで攻めていたんだけど、(ダニロ・)ペトルッチもドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)もスローダウンしていた。彼らをオーバーテイクして、ラップタイムもよかったよ。けれど、セカンドアタックでは戦略を変えようと思ったんだ。ピロが僕を待ち構えていたから」


「(体調が優れていなかったことについて)木曜からはよくなっている。昨日はひどくって、とても厳しかった。今日はよくなったよ。明日はもっと回復すると思う。大事なことだよね」


「レースは厳しいだろう。長いし、特にファビオ(・クアルタラロ)やヤマハライダー、ドゥカティライダーも速い。僕たちのペースは接近している」


■ファビオ・クアルタラロ/ペトロナス・ヤマハSRT(予選 2番手)


「僕たち(ヤマハ)のスピードはすごくいいというわけではないけれど、いい面もあれば悪い面もある。バイクはとてもいいし、快適だよ。速いというのはとても重要なことだと思っている」


「もちろん、ポールポジションが獲得できればよかったけれど、今週末、僕たちはとても強くてペースもいい。タイヤについては、明日、ウオームアップセッションを終えたら決定するつもりだよ」


■ダニロ・ペトルッチ/ミッション・ウィノウ・ドゥカティ(予選 3番手)


「まずファビオ、そしてマルクにオールタイムラップ・レコードを更新されてしまったけれど、満足だよ。ドゥカティライダーにとって、ここ(イタリア)は意気込むものがあるからね。


「昨日はかなり厳しかったけれど、今日はバイクがよくなった。フロントロウが目標だったから満足しているよ。自分のなかでは1分45秒8を目標にしていて、それでポールポジションを獲ろうと思っていたんだけど、マルクとファビオの方が速かった」


「(ペトルッチも風邪を引いていることについて)明日の体調はわからないよ。マルケスにうつしてみようかな……なんてね(笑)。今年、マルクはレース序盤からギャップを築こうとしている。マルクの明日の戦略はわからないけれど、トップ争いができるようにがんばるよ」


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