レアル・ソシエダ”残留表明”の久保建英、現地メディアは「クボの残留は大きな一歩」と賛辞

2023年6月3日(土)15時12分 ココカラネクスト

飛躍を遂げた久保は、来季もレアル・ソシエダでプレーするようだ(C)Getty Images

 来シーズンも「白と青」を纏っての戦いとなるようだ。

 レアル・ソシエダの久保建英の去就がスペイン国内で大きく報じられている。今シーズン終盤より、古巣であるレアル・マドリーが獲得に動いたと伝えられ、再加入の噂も根強く囁かれてきた中、久保自身により「残留」を意味するコメントが発せられている。

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 スペインメディア『Estadio Deportivo』では現地時間6月2日(日本時間3日)、「タケフサ・クボはサン・セバスチャンに留まり、バスクからマドリードに移籍するつもりはないことを今シーズンの最優秀選手賞を受賞した『SER Deportivos Guipuzcoa』の番組で強調している」と報じた。

 その上で久保本人による「安心してください。もう飛行機は戻ってきたし、(チケットは)安くはない。今、私がもっと快適に過ごせるチームを見つけるのは不可能だ。今、マドリードの扉は閉ざされている」と語ったコメントを紹介している。

 同メディアはこれをレアル・ソシエダ残留の確かな意思であるとして「バスク地方(レアル・ソシエダ)はここ数シーズン進歩を続けており、スペインサッカー界のエリートに定着し、ヨーロッパで輝くプロジェクトを形作りたいのである。クボの残留は、その方向への大きな一歩であることは間違いない」と称えている。

 またトピックの中では「21歳のこの日本人選手は、ラ・リーガ・サンタンデールで最も目を引く、アンバランスな選手の一人として目立つ結果を残した。34試合で9ゴール、5アシストという数字もさることながら、クラブがチャンピオンズリーグ出場権獲得という大成功を収めたことの貢献度も見逃せない」として、シーズンでのプレーを振り返った。

 一方で、レアル・マドリー側の視点からも見解を述べており「人生において、すべてを達成することはできない。レアル・マドリーは確かに願いを叶えることに慣れているが、今回は予想外の拒否に遭った。2023-24年のシーズンでより良いチームとなるための選手を探していたが、選ばれし者の一人が『ノー』と言った」と指摘。クラブが関心を示していた選手が久保だったと明かしている。

 これまでのプロキャリアにおいて最高の結果を得られただけに、現在の環境が最も適していることは明らか。去就も決着となったことで、シーズン最終戦も含め、今後のプレーにはこれまで以上の視線と期待が集まることになるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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