大谷翔平が「偉大」な理由 MLB通算2126勝の名将が絶賛した“一流の所作”「プロフェッショナル精神に感嘆する」

2023年6月3日(土)15時18分 ココカラネクスト

グラウンド外で大谷が見せる敬意溢れる行動は敵将からも賛辞を寄せられた。(C)Getty Images

「偉大だよ」

 現地6月2日に本拠地で行なわれたエンゼルス戦前に、敵エースの大谷翔平を称えたのは、アストロズを率いるダスティ・ベイカー監督だ。

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 以前から稀代の天才が見せつける娯楽性に惚れ込んでいた。メジャー通算2126勝を誇る百戦錬磨の指揮官だが、大谷は「唯一無二だ」と強調してきた。

 そんなベイカー監督にとって大谷の凄みとは何なのか。2日のエンゼルス戦を前に地元紙『Houston Chronicle』など現地メディアの取材に応じた御年73歳の名将は、ダグアウトで笑みを浮かべなら次のように話している。

「誰もがありえないと考える二刀流としてプレーし、野球のルールも変えてきた。ルールを変えることのできる選手というのは当然、偉大な選手である証だ」

 さらにベイカー監督は「彼は鹿よりも速く走り、100マイル(約160.9キロ)の球を投げ、100マイルの打球も打つ。彼にできないことはないんだ。おそらく他のスポーツをやりたいと思えば、できてしまうだろう」と大谷の類まれなアスリート能力を絶賛。そして、数多のスター選手たちを見定めてきた名将は、日本の天才が多士済々のメジャーリーグで他のスター選手たちとは一線を画す理由を指摘している。

「彼の能力とプロフェッショナル精神には感嘆する。いつも私たちに向かってお辞儀をしてあいさつしてくれて、ファウルを打つとスタンドのファンに注意喚起をするんだ」

 いわば米球界の重鎮と言えるベイカー監督に対して大谷は常に敬意を示してきた。直接対決の初打席の前には必ず、頭を下げて、あいさつをするシーンが目につく。この何気なく相手を敬う所作が、73歳の指揮官に何よりの衝撃を与えたのである。

 異次元の活躍もさることながら、グラウンド外でも礼儀正しく振舞い続ける。だからこそ、大谷は万人に愛され、「唯一無二」と称されるのだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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