ベンゼマはもう1年レアル・マドリードでプレーの方針も…“9番”のリストアップは継続か

2023年6月3日(土)1時43分 サッカーキング

ベンゼマ(中央)が残留見込みのレアル・マドリードに新たなストライカーは到来するのか? [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードに所属している元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、2023−2024シーズンも同クラブでプレーを続ける見込みとなった。スペインメディア『マルカ』を筆頭に複数のメディアが報じている。

 ベンゼマに関しては今シーズン限りで契約が満了を迎える中、サウジアラビア方面から驚愕のオファーが届いたことが報じられていた。ベンゼマの獲得に乗り出したのは、今季のサウジ・プロフェッショナル・リーグを制覇したアル・イテハドだ。サウジアラビア政府の力を借りてベンゼマ獲得に動いていたというアル・イテハドは、年棒1億ユーロ(約150億円)以上の2年契約という条件でオファーを提示した模様。純粋な収入としては2年間で総額4億ユーロ(約600億円)相当を手にできる条件で、契約内容には2030年のFIFAワールドカップ招致を目指す上でアンバサダーを務める項目もあったようだ。

 そんなベンゼマは1日に『マルカ』が主催する「マルカ・レジェンダ賞」の授賞式に出席。「なぜ未来のことについて話さなければならない?僕はレアル・マドリードにいる。真実はインターネット上で言われていることとは異なるものだ」とコメントし、残留を示唆していた。

 この後、『マルカ』もベンゼマが来シーズンもレアル・マドリードでプレーを続ける方針だと報じた。今夏で満了を迎える現行契約には1年間の延長オプションが付随しており、同オプションを行使したと予想されている。

 一方、2023−2024シーズンが終わればベンゼマがレアル・マドリードを離れる可能性が低くはないという。同メディアはベンゼマがアル・イテハドからのオファーを好意的に受け止めていたことは事実だと指摘した上で、アル・イテハド側も継続してベンゼマの動向を追っていくと報道。今夏はレアル・マドリード残留が濃厚となったが、来年の夏になればベンゼマはサウジアラビアに渡るかもしれない。

 また、1日にはレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長、ホセ・アンヘル・サンチェスGM(ゼネラルマネージャー)、そしてカルロ・アンチェロッティ監督の3名によるミーティングが実施されたという。メインの議題となったのはアンチェロッティ監督の続投と来季のチーム編成についてで、その中ではベンゼマの去就にかかわらず新たな“9番”の必要性が議論されたようだ。

 現時点でエスパニョールに所属しているスペイン代表FWホセルのレンタル移籍加入が決定的となっており、来年の夏にはパルメイラスからU−20ブラジル代表FWエンドリッキの加入が内定しているが、クラブとしては攻撃的な選手をもう1名迎え入れようと考えている模様だ。現時点で2名のアタッカーが候補として挙がっているという。

 1人目はチェルシーに所属しているドイツ代表FWカイ・ハフェルツ。同選手について、チェルシーの新指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は来季の中心選手に据えるつもりはないという。純粋なストライカーではないものの、攻撃的な役割に幅を持たせるという点で候補となったようだ。

 2人目はトッテナムに所属しているイングランド代表FWハリー・ケイン。同選手は今季もプレミアリーグで30ゴールを挙げた生粋の“点取り屋”だ。トッテナムの“エース”に君臨していることから獲得は一筋縄では行かなさそうだが、現行契約が2024年夏で満了を迎えることや、来季のトッテナムが欧州カップ戦の出場権を逃したことなどが有利に働く可能性があると報じられている。現時点でレアル・マドリード側の理想的な選手となっている模様だ。

 ベンゼマの去就にかかわらず、クラブは今夏に“9番”獲得に向けた新たな動きを見せるかもしれない。

サッカーキング

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