右サイドを明け渡すも前向きな酒井宏樹「焦ろって気持ちもわかります(笑)」

2018年6月5日(火)7時31分 サッカーキング

日本代表の右サイドバックとして活躍してきた酒井 [写真]=Getty Images

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 これまで3−4−2−1を練習から使ってきた西野朗監督は、オーストリアでの合宿で初めて4バックを試した。オプションとして様々なシステムを模索しているチームに対して、DF酒井宏樹がコメントを残している。

「主にプレッシャーの掛け方と守備の時の絞り方を落とし込みました。それからリスクマネジメントも。(3バックの時から)全部微妙に変わってくるかな。今は、そこの部分をみんなで確認しながらやっています。ただ、もっと詰めないといけない部分がある。取られ方とそのあとのフォローの部分です。そこは試合の時にチェックします」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督は4バックを採用し、酒井は右サイドバックのレギュラーを死守していたものの、新システムの右ウィングバックのレギュラーにはMF原口元気が起用されており、30日に行われたガーナ戦でも原口が先発出場。酒井の出番はなかった。それでも当の本人は「周りの焦ろって気持ちもわかります(笑)」と現状を正面から、ポジティブに捉えている。

「マルセイユでも全試合に出場しているわけではないので、そこに対する焦りは全くないです。そこで自分のルーティーンを壊しても意味ないですし、自分なりの調整の仕方があります。試合に出た時にしっかりいいプレーができればいいと思っていますね」

「代表選手っていうのは普段のクラブと違って、周りの人が喜んでくれるものです。なので、親は出て欲しいとは言っています(笑)。W杯で試合に出ることは小さい頃からの夢で、前回は行っただけで終わってしまったので、自分としては出たい気持ちはあります。けど、サポートメンバーを入れた25人全員が出たい気持ちを持っている。出れるのは11人だけ。そこはしっかりプレイヤーとして理解しないといけないところですし、逆にピッチに立てば他の人の分も背負って戦わなければいけないんです」

 酒井が活躍できる場所は、決して右サイドだけではない。クラブでは左サイドバックも経験しており、「7、8年やったことないポジション」だったが、今は全く問題はないと語る。そのポリバレント性が必要とされる局面がきた時のために、準備は欠かさない。

「左サイドの景色はだいぶ慣れましたね。(クラブでの)最終節はかなり楽しめたので。練習でしかやったことないポジションだったから、慣れるのには時間がかかった。でも今は普通にできます。それから、アシスト数は左でも右でも変わらなくて、2つずつなんです」

「ディフェンスラインならどこでもやれる準備はできています。それは絶対にプラスになることだと思うので。あとは精度を高めていきたいです」

サッカーキング

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