森保監督、吉田&冨安不在の一戦へCBの台頭を期待「まずは個としての強さや賢さを見たい」

2021年6月6日(日)13時6分 サッカーキング

日本代表の森保監督 [写真]=Getty Images

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 6日、日本代表の森保一監督が7日に迎えるW杯アジア2次予選タジキスタン戦の前日会見に臨んだ。

 3日に行われたU−24日本代表戦から中3日での対戦となるが、森保監督はそのメンバー構成について「どの程度かは分かりませんが、U−24の試合からタジキスタン戦に向けては変更して臨もうと思っています。ゲーム形式で昨日は練習していないのでどの程度変えるかはまだ分かりませんが、変えられるところは変えていこうと思います」と変更となる可能性を示唆した。

 U−24日本代表戦でA代表のキャプテンマークを巻いたFW大迫勇也について同監督は「みんなに声掛けをしてグイグイ引っ張るタイプではありませんが、いつもチームのことを気にかけてくれていると感じています。ピンポイントで良い声掛けをチームにしてくれていましたし、劣勢になったときは熱くチームを鼓舞し、プレーをもって引っ張ることをしてくれていました。U−24戦だけでなく、ミャンマー戦もそうですし、入りからアグレッシブに入っていけたことはサコ(大迫)がアグレッシブに行ってくれたからというところもあると思います」と言及しながらも、同選手は現在左足の内転筋に違和感がある模様。エースの不在も懸念されるタジキスタン戦に向け、同監督は「まだメンバーを決めていません」とその代役の明言を避けた。

 また、今回は五輪代表にDF吉田麻也とDF冨安健洋が回っているセンターバックについては「まずは個として守備の部分で相手をどれだけ抑えられるか、という部分の強さや賢さを見たいと思います。そして個の強さの部分を発揮しつつ、周りと連携・連動してカバーできるような守備ができるかを見たいです。攻撃は速攻、遅攻ともにありますが、起点になるようなプレーをしてほしいと思っています」と新たなメンバーの台頭を期待。そして「冨安や吉田はビルドアップ能力に長けていますし、2人ともクラブでの戦術と違っても、ボールに関わって攻撃の起点となることは代表でトライしてくれています。まず守備の選手なので、個で止める、チームとして連動して止める、そして攻撃の起点になる、という順番で見ていきたいです」と評価するポイントを示した。

 さらに2年ぶりの対戦となるタジキスタンの印象については「前回戦ったときはタジキスタンのホームで、アグレッシブに攻撃のところで戦おうとしていました。その時に比べ、戦術の幅が広がった印象です。守備が硬くなり、カウンター、攻撃が鋭くなったと思っています」と警戒心を明らかにしつつも、「W杯という目標へ続く道の途中にいます。まず二次予選は全勝、無失点できているので、全勝、無失点で二次予選を終えて、最終予選につなげたいと思います」と意気込みを示している。

サッカーキング

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