シュトゥットガルトが1部残留! ハンブルガーSVとのPOで連勝飾る…遠藤航は同点弾の起点に

2023年6月6日(火)8時54分 サッカーキング

シュトゥットガルトが昇降格POを制し1部残留を決める [写真]=Getty Images

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 ブンデスリーガ昇降格プレーオフのセカンドレグが現地時間5日に行われ、ハンブルガーSVとシュトゥットガルトが対戦した。

 今シーズンのブンデスリーガを16位で終え、2部で3位の成績を収めたハンブルガーSVとの昇降格プレーオフに臨むこととなったシュトゥットガルト。現地時間6月1日に本拠地で行われたファーストレグでは、3−0の快勝を収め、残留に向けて大きなアドバンテージを得た。敵地に乗り込んだこの試合では、日本代表DF伊藤洋輝が最終ラインの一角、同MF遠藤航がボランチで先発出場を飾っている。

 キックオフからわずか6分足らずで試合の均衡が破れる。敵陣ボックス手前の中央でボールを受けたハンブルガーSVのMFゾニー・キッテルが右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール左隅に突き刺さり、ホームチームが先手を取った。ビハインドを負ったシュトゥットガルトは17分、遠藤の左クロスからセール・ギラシが技有りのシュートを沈めたが、オフサイドの判定で得点とはならなかった。

 その後は拮抗した展開が続く。ハンブルガーSVは前半アディショナルタイムにFKから決定機を迎えるも、ベーカリー・ジャッタのヘディングシュートはGKフロリアン・ミュラーの好セーブに阻まれ追加点ならず。前半はこのまま1−0で折り返した。

 後半開始直後の48分、シュトゥットガルトが試合を振り出しに戻す。ピッチ中央でルーズボールを収めた遠藤が、相手DFラインの背後へ絶妙なスルーパスを供給。抜け出したギラシが中央へ折り返し、並走していたエンツォ・ミローがゴールへ流し込んだ。続く64分には、相手GKのキックミスがミローの元へ。これを無人のゴールに冷静に流し込み、シュトゥットガルトが逆転に成功する。

 2戦合計スコアで4点のビハインドを負ったハンブルガーSVは、ボール保持率でシュトゥットガルトを上回り、何度かシュートチャンスを作るも、なかなか得点が奪えず。すると90+6分、途中出場のサイラス・カトンパ・ムブンパが敵陣ボックス内に抜け出し、巧みなステップで対峙したDFを翻弄。最後は右足でゴール左下隅に流し込み、シュトゥットガルトが決定的な3点目を奪った。

 試合はこのまま1−3で終了。2戦合計スコアを6−1としたシュトゥットガルトが1部残留を確定させた。対するハンブルガーSVは、2シーズン連続で昇降格プレーオフで涙を呑む結果となっている。なお、遠藤と伊藤は共にフル出場、ベンチに入った原口元気は出番なしに終わった。

【スコア】
ハンブルガーSV 1−3(2戦合計:1−6) シュトゥットガルト

【得点者】
1−0 6分 ゾニー・キッテル(ハンブルガーSV)
1−1 48分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
1−2 64分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
1−3 90+6分 サイラス・カトンパ・ムブンパ(シュトゥットガルト)

サッカーキング

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