アロンソ、300戦目のグランプリへ。「まだまだF1への情熱を失っていない」と引退説を一蹴

2018年6月8日(金)16時26分 AUTOSPORT web

 マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソは、今週末の第7戦カナダGPで、グランプリ参戦300戦目を迎える。
                      


 F1レースドライバーとしてグランプリウイークエンドに300回以上参加したドライバーは、過去にルーベンス・バリチェロ、ジェンソン・バトン、ミハエル・シューマッハーの3人しかいない。


 マクラーレンは木曜、セレモニーを行い、アロンソのグランプリ300戦目を祝った。今季末でのF1引退をささやかれているアロンソだが、F1に飽き飽きしているという説を否定している。

2018年F1第7戦カナダGP フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)の300GP記念のレーシングシューズ

「(F1に)飽きてなどいない」とアロンソが木曜に語ったとCrash.netが伝えた。
「モータースポーツの最高峰だし、カートで走るドライバーたちがいつかは参戦したいと夢見るカテゴリーだ」


「この数年、特にターボ時代になって、展開が予想しやすくなっていることは確かだ。今回がシーズン7戦目で、残りの14戦で何が起こるのか、だいたい分かる。それはF1にとってとても悲しいことだ」
「それでも僕はF1が嫌になってなどいない」


 今週末のカナダGPでマクラーレンのパッケージは苦戦すると予想するアロンソだが、訪れるチャンスを必ずつかみ、好結果を出したいと語っている。


「モナコでのレースは残念な結果に終わったけれど、カナダに向けて気持ちを切り替えている」とアロンソ。


「ジル・ビルヌーブ・サーキットは素晴らしいコースで、ドライバーやマシンにとっては真の実力が試されるところだ。“ウォール・オブ・チャンピオンズ”ではこれまで多くのトップドライバーたちがリタイアに追い込まれてきたし、セーフティカーがしばしばレースの結果に影響を与えてきた」


「僕は昔からモントリオールでレースをするのが好きなんだ。素晴らしいコースのなかに、難しい市街地サーキットの特性がとてもうまく組み合わされている。それに街自体も楽しい。今までカナダでは何度か素晴らしいレースを走ってきた。2006年には優勝もしているし、僕にとっては特別な場所だ。そして今週末はさらに特別なものになる。僕にとって記念すべき300回目のグランプリレースになるんだからね」


「僕らはこのサーキットにてこずることになるだろうけど、パッケージはレースのたびに進化を重ねている。過去にカナダで何度も経験してきたような、ちょっとした事故や変わりやすい天候といった要素が、何らかの好機を与えてくれるかもしれない。どんな可能性であれ、それを利用できるかどうかは僕たち自身にかかっている」


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