IGTC:バサースト制したベントレー・Mスポーツがシーズン途中で撤退。カスタマー支援に注力へ

6月8日(月)12時20分 AUTOSPORT web

 今年2月初旬に行われた2020年シーズン開幕戦、リキモリ・バサースト12時間のウイナーとなったベントレー・チームMスポーツが、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの残りのレースから撤退することが分かった。


 現在、シリーズのGT3マニュファクチャラーズランキングでメルセデスAMGに次ぐ2位につけているイギリスの自動車ブランドは、当初2台の“ワークス”ベントレー・コンチネンタルGT3でIGTCのフルシーズンを戦う予定だった。


 ベントレーは声明のなかで、ワークスプログラムを休止することにした主な理由として、8つのカスタマーチームに対するサポートを優先する必要性があることを挙げている。


 同社によると、新型コロナウイルス(COVID-19)“パンデミック”の影響をうけてモータースポーツイベントが2020年後半に集中し、より忙しいスケジュールとなったことが大きな要因であるという。
 
 また、鈴鹿10時間耐久レースの中止決定や、ほとんどの国際レースが無観客で行われる見通しとなったことも一因となった。


 ベントレー・チームMスポーツは、ジョーダン・ペッパー/ジュール・グーノン/マキシム・スールのトリオで今年2月のバサースト12時間でブランド初の総合優勝を果たしている。彼らは僚友のアレックス・バンコム/オリバー・ジャービス/セブ・モーリス組とともにベントレーワークスチームとしてIGTCでのチャンピオン獲得を目指していた。


「もちろんMスポーツが今シーズン、特にバサーストでの記録的な勝利を収めた後にIGTCのシーズンを完了できないことは残念に思う」と語るのは、ベントレーモータースポーツのディレクターを務めるポール・ウイリアムズ。


「しかし我々は昨年末、2020年はカスタマーレーシングに完全なフォーカスを当てると話しており、これを今まで以上に行う必要があると考えているんだ」


「私たちのカスタマーチーム、ドライバー、スポンサーは皆、財政的に困難な時期を耐えてきたが、今後も12台のクルマを競争力があるのものにしようと懸命に努力している」


「我々はこれからも、そんなカスタマーのそばに立ち2020年シーズンを成功させることが使命だと考えているんだ」


■スパ24時間には参戦する可能性も


 その一方でウイリアムズは、Mスポーツが10月に延期されたIGTC第3戦スパ24時間に出場する可能性は残っていると付け加えた。


「ベントレー・チームMスポーツはバサーストで傑出したポテンシャルを披露した。レースで優勝したチームはすぐに元の軌道に戻ろうことを願っている」と同氏は述べた。


「また、コンチネンタルGT3が新たなトップレベルのシリーズで戦い始めることが決まったため、今後数週間のうちに新しいカスタマーチームのニュースを共有したいと考えている」


「さらに、私たちはMスポーツと協力し他のチームと同様に、彼らがスパ24時間に参加できるかどうかも調べている最中だ」

2020年IGTC開幕戦リキモリ・バサースト12時間レースで、トップチェッカーを受けるベントレー・コンチネンタルGT3
2020年IGTC開幕戦リキモリ・バサースト12時間レースで、トップチェッカーを受けるベントレー・コンチネンタルGT3


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