ルーキーのルンドクヴィストが初ポール【順位結果】2024インディカー第7戦ロード・アメリカ 予選総合

2024年6月9日(日)9時23分 AUTOSPORT web

 6月8日、アメリカ・ウィスコンシン州にあるクローズドサーキットのロード・アメリカにて、2024年NTTインディカー・シリーズの第7戦『エクスペル・グランプリ・アット・ロードアメリカ』の予選が行われ、チップ・ガナッシ・レーシングのリヌス・ルンドクヴィストが自身初のポールポジションを獲得した。


 一週間前のデトロイト市街地戦では、SCを8度導入する大荒れのレースを戦った各チーム。次なる戦いの舞台は、常設ロードコースのロード・アメリカだ。


 予選前のプラクティスは金曜日がドライ、土曜日午前がウエットで実施され、迎えた予選はウエットから徐々にドライアップしていくダンプコンディションとなった。使用されたタイヤの内訳は、グループ1/2セッションとトップ12がウエット、ポールポジションを決めるファスト6はドライだ。


 レコードラインのみがドライアップした難コンディションのファスト6には、アンドレッティ・グローバルのコルトン・ハータとカイル・カークウッド、チップ・ガナッシ・レーシングのマーカス・アームストロングとルンドクヴィスト、チーム・ペンスキーのウィル・パワーとジョセフ・ニューガーデンが出走した。


 セッション開始直後にはパワーのスピンアウトによって赤旗が導入されたが、約2分の残り時間内で各ドライバーは、グリップが上がっていく路面でのアタックを続けていく。


 周回を終えた者から順位を更新していくなか、ルンドクヴィストがアタックを終えてトップに立ったタイミングでニューガーデンがクラッシュを喫してしまい、赤旗でセッションは終了。その結果、チップ・ガナッシ・レーシングのルーキーが自身初のポールポジションを獲得した。


 初のトップ12、初のファスト6、そして初のポールポジションを得たルンドクヴィストは、「ウエットタイヤでスタートしてドライタイヤにするのは非常にトリッキーだった」とセッションを振り返る。


「ウエットタイヤでスタートしたのは僕たちだけだったと思うので、ドライへの交換タイミングが遅くなってしまった。けれど、最終的にはうまくいったので本当にうれしいよ」


「僕を支えてくれた8人のクルーに感謝している。ここ数レースは厳しい戦いだったから、こうして立ち直ることができて嬉しいよ。このような状況だからこそ、インディカーで初のポールポジションを獲得したということほど自信を取り戻す良い方法はないね!」


 ルンドクヴィストに続く2番手につけたのは、前戦デトロイトで最速となったハータ。2列目にはアームストロングとカークウッドが並ぶ結果となり、上位4グリッドをホンダエンジンユーザーが独占するかたちとなった。55周で争われる決勝レースは、現地時間9日(日)の15時35分(日本時間10日の4時35分)に開始となる予定だ。

2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ リヌス・ルンドクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)
2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ リヌス・ルンドクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング)
2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ コルトン・ハータ(アンドレッティ・グローバル)
2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ マーカス・アームストロング(チップ・ガナッシ・レーシング)
2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)


■2024年NTTインディカー・シリーズ第7戦ロード・アメリカ 予選総合結果
































































































































































































































































Pos.No.DriverTeamEngineTimeSession
18L.ルンドクヴィストチップ・ガナッシ・レーシングH1’45.1519Fast Six
226C.ハータアンドレッティ・グローバル・W/カーブ・アガジャニアンH1’45.2913Fast Six
311M.アームストロングチップ・ガナッシ・レーシングH1’45.6592Fast Six
427K.カークウッドアンドレッティ・グローバルH1’46.4498Fast Six
512W.パワーチーム・ペンスキーCNo TimeFast Six
62J.ニューガーデンチーム・ペンスキーCNo TimeFast Six
710A.パロウチップ・ガナッシ・レーシングH2’00.8290Top 12
83S.マクラフランチーム・ペンスキーC2’00.8840Top 12
97A.ロッシアロウ・マクラーレンC2’00.9035Top 12
109S.ディクソンチップ・ガナッシ・レーシングH2’01.2671Top 12
115P.オワードアロウ・マクラーレンC2’01.5141Top 12
124K.シンプソンチップ・ガナッシ・レーシングH2’01.6266Top 12
1345C.ルンガーレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH2’02.3826Group 1
1477R.グロージャンフンコス・ホーリンガー・レーシングC2’01.7626Group 2
1528M.エリクソンアンドレッティ・グローバルH2’02.6460Group 1
1620C.ラスムッセンエド・カーペンター・レーシングC2’02.0944Group 2
1721R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC2’02.7088Group 1
186T.プルシェールアロウ・マクラーレンC2’02.1745Group 2
1914S.フェルッチA.J.フォイト・エンタープライゼスC2’03.8144Group 1
2018J.ハーベイデイル・コイン・レーシングH2’02.9443Group 2
2178N.シーゲルフンコス・ホーリンガー・レーシングC2’05.0248Group 1
2260F.ローゼンクヴィストメイヤー・シャンク・レーシングH2’03.3098Group 2
2351L.ギオットデイル・コイン・レーシングH2’05.1341Group 1
2415G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH2’04.8213Group 2
2530P.フィッティパルディレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングH2’05.6079Group 1
2641S.R.ロブA.J.フォイト・エンタープライゼスC2’04.8553Group 2
2766H.カストロネベスメイヤー・シャンク・レーシングH2’09.6837Group 2


※リザルトは編集部集計


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