AZ菅原由勢、守田英正所属スポルティング移籍へ「移籍金引き下げにより…」

2023年6月10日(土)6時8分 FOOTBALL TRIBE

菅原由勢 写真:Getty Images

 かつて名古屋グランパスに在籍していた日本代表DF菅原由勢はブンデスリーガ(ドイツ1部)ボルシア・ドルトムントからの関心が報じられる中、MF守田英正所属のポルトガル1部スポルティングCPへの移籍に迫っているようだ。


 AZとの契約を2025年6月まで残す菅原については、ボスニア・ヘルツェゴビナメディア『SportSport』が先月はじめに「右サイドバックの補強が急務であるボルシア・ドルトムントが、菅原ら5選手をリストアップしている」と伝えていた。


 一方、ポルトガル紙『O JOGO』は今月3日に「スポルティングが菅原をリストアップ」と報道。ただ移籍金が1000万ユーロ(約14億円)を上回る可能性があるとして、クラブ間交渉が難航する可能性を指摘していた。


 しかし同紙は9日になって「AZは当初、移籍金を1000万ユーロに設定していた。しかし菅原が移籍に前向きであることから、800万ユーロ(約12億円)に下げた。スポルティングは最大で850万ユーロ(約12億7000万円)の支払いが可能だ」とリポート。


 これによると、スポルティングはブライトン所属DFタリック・ランプティをトップターゲットに掲げていたものの、移籍金が高額であることを理由に菅原獲得の方針を固めたという。


 菅原は2019年6月に名古屋からAZへ期限付き移籍。海外挑戦1年目から出場機会を得ると、2020年に完全移籍へ移行。今季はオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ本戦では12試合中11試合でスタメン出場と、不動の右サイドバックとしてベスト4入りに大きく貢献していた。

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