再開後の注目選手はコイツだ! 各クラブから1名ずつ選ぶ、ラ・リーガ今季ここまでのベストイレブン

2020年6月10日(水)19時48分 サッカーキング

今季のラ・リーガを代表する選手たち [写真]=Getty Images

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 いよいよ11日に再開するリーガ・エスパニョーラ(ラ・リーガ)。首位バルセロナと2位レアル・マドリードによる優勝争いやチャンピオンズリーグ(CL)出場権争い、また日本人選手の活躍など、最終節に設定されている7月19日まで見どころもりだくさんとなっている。残り11節も、各地で白熱した戦いが繰り広げられるだろう。

 再開に先駆けて、イギリスメディア『Squawka』は今シーズンここまでのベストイレブンを発表。4−3−3のフォーメーションを採用し、各クラブから1名ずつ選出している。今シーズン、ブレイクスルーを果たした若手から華麗なる復活を遂げたベテランまで、再開を前におさらいしておこう。

※カッコ内は(所属クラブ/国籍/年齢)
※今季リーグ戦成績は第27節終了時のもの

▼GK ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード/スロベニア/27歳)
今季リーグ戦成績:27試合出場/0ゴール0アシスト

 今季ここまでチーム唯一の全試合出場を果たし、ラ・リーガの最少失点率GKに与えられる「サモラ賞」でもトップ(1試合平均0.78失点)に立つオブラク。CLでもリヴァプール撃破の立役者となるなど、“ベストGK”にふさわしい活躍を見せてきた。ただアトレティコは8年連続のCL出場に黄信号が灯っており、再開後のリーグ戦では一つでも多くの勝利が求められる。オブラクの好セーブはまだまだ必要とされるはずだ。

▼DF エメルソン・アパレシド(ベティス/ブラジル/21歳)
今季リーグ戦成績:23試合出場/3ゴール5アシスト

 今季、バルセロナへの移籍決定直後に2年間のレンタル契約でベティスに加入すると、レギュラーの座を獲得。攻撃的サイドバックとして、ここまで8得点(3ゴール5アシスト)に関与している。大エース、ホアキン・サンチェスの活躍ばかりが注目されるが、欧州初挑戦にしてこれだけの数字を残すのだからただ者ではないだろう。セレソンの東京五輪代表候補の一人であり、来年の来日も楽しみな選手だ。

▼DF イェライ・アルバレス(アスレティック・ビルバオ/スペイン/25歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/0ゴール0アシスト

 今季ここまで、A・ビルバオは21失点とレアル・マドリード(19)に次ぐ失点の少なさを誇り、コパ・デル・レイでも準々決勝以降の3試合でわずか1失点と堅い守備を武器に決勝まで勝ち進んだ。その中心にいたのがセンターバックコンビを組む、イニゴ・マルティネスとイェライで、2度のガンを克服した後者はシーズンを通して高水準のパフォーマンスを見せている。ちなみに、今季残り11試合すべてに出場すると、ラ・リーガの通算出場数が「100」の大台に到達する。

▼DF ジェネ・ダコナム(ヘタフェ/トーゴ/28歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/0ゴール0アシスト

 開幕27試合で25失点と堅守を誇るヘタフェのDFリーダーで、今季も屈強なフィジカルを武器に相手エースを封殺してきた。今やリーグ屈指のセンターバックとしての地位を確立しており、プレミアリーグを中心に関心を示すクラブも多い。クラブ史上初のCL出場権獲得となれば、その名はさらに知られることになるだろう。

▼DF ペルビス・エストゥピニャン(オサスナ/エクアドル/22歳)
今季リーグ戦成績:26試合出場/1ゴール3アシスト

 今季の昇格組から唯一ベストイレブン入りを果たしたのが、左サイドバックを主戦場とするエストゥピニャンだ。『Squawka』によると、「1対1の成功数」、「ボール奪取数」、「タックル数」、「デュエル勝利数」が、ラ・リーガのDFの中でトップ。昨年夏にワトフォードからの2年レンタルでオサスナに加入したが、ここまでの活躍を受けて早期復帰、あるいはビッグクラブへのステップアップも噂されている。リ−グ再開後に是非とも注目してほしい選手である。

▼MF カゼミーロ(レアル・マドリード/ブラジル/28歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/3ゴール2アシスト

 レアルから選出されたのはカゼミーロだった。『Squawka』によると、「インターセプト数」、「タックス成功数」、「ボール奪取数」の3項目でリーグトップの数値をたたき出しているという。タックルによるファール数もリーグNo.1だが、潰し役であり、汗かき役を務める彼にとっては勲章とも言える。勝ち続けるためにはカリム・ベンゼマのようなストライカーの活躍が不可欠だが、チームで唯一替えの利かないカゼミーロもまた逆転優勝へのキーマンと言えるだろう。

▼MF サンティ・カソルラ(ビジャレアル/スペイン/35歳)
今季リーグ戦成績:24試合出場/8ゴール6アシスト

 今季のラ・リーガはベテラン勢の活躍が目立っていた。35歳になるカソルラもそのうちの一人だ。『Squawka』によると、「シュート数」、「チャンス創出数」、「タックル数」、「1対1成功数」の4項目すべてで「30」以上の数値を記録するリーグ唯一の選手。引退どころか、右足切断の危機に瀕していたことを思えば、信じられない復活劇だろう。昨年11月のマルタ戦では、代表で実に4年ぶりとなるゴールをマーク。EURO2020の1年延期は残念だが、“第2の春”はもうしばらく続きそうだ。

▼MF マルティン・ウーデゴーア(レアル・ソシエダ/ノルウェー/21歳)
今季リーグ戦成績:23試合出場/4ゴール5アシスト

 今季、2年ぶりのスペイン復帰を果たすと、レアル・ソシエダで大ブレイク。ラ・リーガ4位、コパ・デル・レイでは決勝進出を果たしたチームにおいて、不動の司令塔としての地位を築き上げた。なかでも左足でのパスはさえわたり、敵陣エリア内に向けて放ったパスはリーグ最多の205本を記録。決定的なチャンスを何度も演出している。来季以降の去就が注目されるが、まずは残り11試合のパフォーマンスに注目だ。

▼FW リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン/32歳)
今季リーグ戦成績:22試合出場/19ゴール12アシスト

 プレシーズン中のケガで出遅れを余儀なくされたが、ここまで22試合の出場で19ゴール12アシストを記録。今季もラ・リーガで最も多くのゴールを生み出している選手となっている。心配されたコンディションも上々のようで、マジョルカとの再開初戦でもスタメン出場が濃厚。3連覇はもちろん、リーグ新記録となる7度目の得点王に向かってエースが動き出す。

▼FW ルーカス・ペレス(アラベス/スペイン/31歳)
今季リーグ戦成績:26試合出場/11ゴール5アシスト

 今季ここまで11ゴールは、メッシ(19ゴール)、ベンゼマ(14ゴール)に次ぐ3位タイ。イングランドでは不遇の時を過ごしたが、彼もまた母国で復活を遂げた。第7節からは7試合連続ゴールを記録。デポルティーボ時代の2015−16シーズンに続いて、異なる2チームでの7戦連発を成し遂げた。これはラ・リーガ史上初の快挙であり、名だたるストライカーを差し置いて最前線に配置された。

▼FW ルーカス・オカンポス(セビージャ/アルゼンチン/25歳)
今季リーグ戦成績:22試合出場/10ゴール2アシスト

 ラ・リーガ初挑戦ながら、チーム最多にして唯一の2桁得点を達成。この活躍が偶然でないのは、敵陣エリア内でのボールタッチ数(139回)で彼を上回るのがメッシとベンゼマだけということからも分かるだろう。現在3位につけるセビージャが2シーズンぶりのCL出場権を手に入れられるかどうかは、“背番号5”の活躍にかかっている。

(記事/Footmedia)

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