「ほぼ泣きながら自身のパフォーマンスを謝罪してきた」 9試合出場0得点…マリアーノがセビージャ退団へ

2024年6月10日(月)18時22分 サッカーキング

今シーズンも不発に終わったFWマリアーノ [写真]=Getty Images

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 セビージャ退団が既定路線となっているFWマリアーノ・ディアスについて、スポーツディレクターを務めるビクトル・オルタ氏が語った。9日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 昨夏の移籍市場最終日に加入したマリアーノ・ディアスの今シーズンは、公式戦9試合出場(先発出場は2試合)・プレータイム300分未満、そしてノーゴール。「大失敗」と同紙は酷評する。レアル・マドリードのトップチームでキャリアを始めた元ドミニカ共和国代表の“点取り屋”は、2017年夏から1年間在籍したリヨンでの活躍により、翌夏に買い戻しオプションを行使されて復帰。5年契約を締結するとともに、クリスティアーノ・ロナウドから背番号『7』を継承するなど期待を寄せられた。しかし度重なるケガでパフォーマンスは一向に復調せず、徐々に構想外となっていった一方で、選手本人は契約を全うすることを選択。最終的に、在籍5年間の通算出場試合数は『70』で、得点数は『7』と鳴りを潜める数字となった。

 そして、再起を誓った今シーズンも4度の負傷離脱で前述した成績に。セビージャとの現行契約は今夏までで、クラブ退団が既定路線となっている中、先日には自身の公式Instagramを更新。「複雑なシーズンが終わりを告げ、それはすでに過去のこと…。今はこれまでと変わらぬ熱量を持って次のことを考えよう。ファンのみんな、1年間の応援ありがとう」と綴っていた。

 また、セビージャのスポーツディレクターを務めるビクトル・オルタ氏は「マリアーノは、ほぼ泣きながら自身のパフォーマンスについて謝ってきた」と告白。続けて「全力を尽くしてはいたけど、調子を上げた時には、すでにシーズンが終わっていた。彼がスポーツ面でチームにもっと貢献してくれたらと思うよ。マリアーノはあらゆることを試した。でも、パフォーマンスは発揮されなかったんだ」と努力を評価しつつも、契約延長オファーを打診するまでには至らなかったことを語っている。

 なお『マルカ』は、「セビージャに呼ばれる前の昨夏同様に、エリートへの復帰を目指す選択肢はあるだろう」と指摘するが、今年8月に31歳を迎えるマリアーノの新天地はどこになるのだろうか。

サッカーキング

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