オコン、3週連続開催での疲労を懸念も「どんな犠牲を払ってもレースをしたい」

2020年6月12日(金)11時59分 AUTOSPORT web

 ルノーのエステバン・オコンは、2020年F1シーズンの開幕から3週間は、チームもドライバーも体力をかなり消耗すると予想している。それでもレースが待ちきれないとオコンは述べている。


 中断されていたF1が、ついに7月からスタートする。オーストリアのレッドブルリンクでの2連戦から始まり、その翌週にはブダペストでのハンガリーGPが開催される予定だ。


「ようやくレースが再開されるというのは、本当に素晴らしいニュースだよ。シミュレーターには少し飽きてきたところだったんだ!」とオコンはフランスの日刊紙『L’Equipe』語った。


「観客のいないグランプリレースは少々奇妙な雰囲気になるだろうね。観客は僕たちのスポーツには関係ないと思っている人たちもいるが、僕はそうは思わない」


「F1にとっては、ファンと、興奮と、熱狂が重要なんだ。(観客のいない週末は)おそらくプライベートテストや、昔のジュニアシリーズのレースのように感じるだろう」


「ドライバーズパレードもないし、ブリーフィング中はお互い距離をとって座る。すごく奇妙だね。それでもどんな犠牲を払っても、レースを開催しなければいけない。ファンが早く戻ってくることを願うよ」

エステバン・オコン(ルノー)

 他のドライバーと同様に、オコンは自宅でシミュレーターを使い、トレーニングにも懸命に取り組んで、レースに備えてきた。


 しかし23歳のオコンは、3週連続開催が続くスケジュールは体力的に厳しいと認めた。


「僕たちにとってもチームにとっても、3週連続でレースに行くのは大変なことだし、ドライバーは体力を消耗することになるだろう」とオコンは語った。


「2018年に3連戦を経験したが、その時には、メカニックやエンジニア、そしてドライバーにも負担がかかった」


「でも繰り返しになるけれど、僕たちはなんとかしてシーズンを始め、レースを開催する必要がある」


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