日本対イラク、直近5試合を振り返る。W杯予選の激闘、アジア杯の辛勝…5年で6度目の対戦へ【編集部フォーカス】

6月13日(火)7時0分 フットボールチャンネル

8年ぶりの対戦。ブラジルW杯予選最大の山場

 6月13日、2018年W杯アジア最終予選イラク戦に臨む日本代表。ここ5年で6度目の対戦となり、何かと縁のある相手。1994年アメリカW杯の出場権を逃すことになった“ドーハの悲劇”で引き分けて以降、イラクに全勝している日本だが、どの試合も一筋縄ではいかない難しさがあった。今回は、中東の雄との直近5試合を振り返る。

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2012年9月11日 埼玉スタジアム2002

日本代表監督:アルベルト・ザッケローニ

日本 1-0 イラク

得点者:前田遼一

 ザックジャパン人気絶頂期の2012年、ブラジルW杯予選で日本はイラクと8年ぶりに対戦した。6万人の声援を背に前田遼一のゴールで1-0の勝利を収めている。2004年の試合に出場していた選手たちの多くはすでに代表を去っていたが、ただ一人、遠藤保仁だけが2試合とも出場している。

 この試合までブラジルW杯アジア最終予選で2勝1分、勝ち点7でグループ首位に立っていた日本は、結果的に最下位となるイラクに思わぬ苦戦を強いられ辛勝。当時ライバルと目されていたオーストラリア代表は成績不振にあえいでおり、日本は首位の座を守った。

ブラジルW杯出場権獲得後の予選ラストゲーム

2013年6月11日 ドーハ(カタール)

日本代表監督:アルベルト・ザッケローニ

日本 1-0 イラク

得点者:岡崎慎司

 イラクのホーム扱いだったが、不安定な国内情勢の影響で第三国のカタールで開催された試合。キャプテンの長谷部誠を出場停止で欠いた日本は、カウンターからイラクに何度もチャンスを作られる。それでも試合終了間際、岡崎慎司が自陣からのロングカウンターで決勝点を挙げ、辛くも勝利を挙げた。

 日本はすでにW杯出場を決めており、予選最終戦をしっかりと勝利で締めくくることができた。一方、この敗戦でイラクはブラジルW杯予選敗退が決まってしまった。

アジアカップでは攻め続けるも…

2015年1月16日 ブリスベン(オーストラリア)

日本代表監督:ハビエル・アギーレ

日本 1-0 イラク

得点者:本田圭佑

 アジアカップのグループステージ第2戦、日本代表とイラク代表ともに1勝して迎えた一戦は、決勝トーナメント進出のために重要な試合となった。結果は2012年や2013年と同じく1-0で日本の勝利。本田圭佑のPKで決めた1点を守りきった。

 試合を通じて多くのチャンスを作った日本だったが、決勝ゴールを挙げた本田圭佑がシュートを度々クロスバーやポストに当てるなど追加点が遠かった。それでもグループステージ最大の山場と言われていた試合を乗り切り、決勝トーナメント進出を決めている。

拍子抜け? 万全でないイラクに快勝

2015年6月11日 横浜国際総合競技場

日本代表監督:ヴァイッド・ハリルホジッチ

日本 4-0 イラク

得点者:本田圭佑、槙野智章、岡崎慎司、原口元気

 アジアカップの激闘から半年、キリンチャレンジカップでイラク代表が来日した。しかしこれまでのイラクと違い、チームとしての迫力が見られない。最終スコアは4-0だった。

 ゴールを挙げたのは本田圭佑、槙野智章、岡崎慎司、原口元気の4人。イラクのアクラム・セルマン監督は試合後、敗因に長旅の疲れや主力数選手の不在、国内リーグのストップなどを挙げた。親善試合だったとはいえ、対戦国の準備不足は明らかなゲームだった。日本はこの試合で対イラク6連勝となった。

山口蛍の劇的バースデーゴールで辛勝

2015年10月6日 埼玉スタジアム2002

日本代表監督:ヴァイッド・ハリルホジッチ

日本 2-1 イラク

得点者:原口元気、山口蛍

 1勝1敗で迎えたロシアW杯アジア最終予選の3戦目。25分に原口元気のヒールキックで先制した日本だったが、60分にイラクに同点ゴールを許してしまう。すでに1敗を喫していた上、前回対戦で4-0と快勝してた相手だけに、残り時間が短くなるとともに焦りが募っていった。

 そんな空気を一変させたのは、山口蛍だった。後半アディショナルタイム、フリーキックのこぼれ球に走り込んだ山口が、強烈なミドルシュートを突き刺して土壇場で勝ち越しに成功。そのまま逃げ切り、劇的な勝利を収めた。

 日本を窮地から救った1点は、山口にとって記念すべきバースデーゴールだった。この一戦をきっかけに日本代表は再び活力を取り戻した。

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