レアルDFフラン・ガルシアが本懐を遂げる「いつも言ってきた、復帰は夢だと。とても幸せだ」

2023年6月13日(火)14時23分 サッカーキング

入団会見に臨んだフラン・ガルシア [写真]=Getty Images

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 ラージョ・バジェカーノからレアル・マドリードへと復帰したDFフラン・ガルシアが、復帰会見に臨んだ。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 1999年8月14日生まれのフラン・ガルシアは現在23歳。レアル・マドリードの下部組織出身の同選手は、2018年12月にトップチームデビューを果たしたものの、その後は出場機会に恵まれずに、2020年夏にラージョ・バジェカーノに加入した。すると、マドリード南部の街でのアンドニ・イラオラ監督との出会いが転機をもたらす。現役時代はラ・リーガ屈指のサイドバックとして名を馳せた同指揮官からの寵愛は、瞬く間に成長する糧に。在籍3シーズンでクラブ公式戦通算122試合に出場し5得点8アシストを記録。クラブ史上初となるコパ・デル・レイ(国王杯)4強入りに貢献するなど、スモールクラブの躍進を担っている。

 まず、フラン・ガルシアは「これまでの仕事が報われたことを誇りに思う。僕は、13歳のときに到着した故郷に戻ってきた…とても幸せだ」と口にしつつ、「いつも言っていたけど、僕の夢は戻ることだった。それに関しては、僕が誠実に接してきたバジェカスの人々も知っていること。レアル・マドリードは僕の家だからとても幸せな気分。ラージョでは、人間として大きく成長することができた。あそこで、僕は兵役を終えたとも言えるね」と率直な心境を明かした。

 次にフラン・ガルシアは、ラージョ・バジェカーノへの感謝を語った。在籍3年目となった今季はラ・リーガ全38試合に出場するなど、左サイドで躍動した同選手は「ラージョのため、ファンのため、エンブレムのため、そしてチームメイトのために敬意をもって仕事することを常に考えていた。復帰は夢だったけど、僕はプロフェッショナルで在りたい。目の前のことに意識を向けるようにしていた」と強調。続けて「計り知れないほどの感謝でいっぱい。プロとしての第一歩を踏み出す機会を与えてくれ、選手として…そして人間としても成長させてくれた」と思いを巡らせた。

 レアル・マドリードにおいて、フラン・ガルシアと同様の“出戻り”で活躍している選手がいる。レヴァークーゼンで経験を積んだ後に“白い巨人”に復帰し、チャンピオンズリーグ5度の優勝などに貢献したDFダニエル・カルバハルについて、同選手は「彼はお手本か? もちろんそうだ。ただそれは、サイドバックであろうと、他のポジションであろうと、どの選手にとってもね。自分も同じような軌跡を辿ることができればと思うよ! 僕は大きな、重要な選手になるためにここにきた。レアル・マドリードは世界最高のクラブ。それは明白だろう」と成功へと続く轍を歩みたい、と意気込んでいる。

 ラージョ・バジェカーノでの活躍により、本懐を遂げたフラン・ガルシア。ここから先は、新たにどのような夢を描いていくのだろうか。

サッカーキング

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