大迫勇也が5月のJ1月間MVPに! J2は徳島の森海渡…町田の黒田剛監督は今季2度目の受賞

2023年6月13日(火)18時22分 サッカーキング

J1月間MVPに輝いた大迫勇也(写真は6月6日バルセロナ戦) [写真]=金田慎平

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 Jリーグは13日、5月度の「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間MVP」、「2023明治安田生命JリーグKONAMI月間ベストゴール」、「月間優秀監督賞」を発表した。

 明治安田生命J1リーグの月間MVPには、ヴィッセル神戸に所属するFW大迫勇也が輝いた。



 神戸は5月に明治安田生命J1リーグ5試合を戦い、3勝2分の成績で首位をキープした(※現在は横浜F・マリノスが暫定首位、神戸は暫定3位)。その中で圧倒的な存在感を放った選手が“10番”を背負う大迫だ。神戸は5月に開催された明治安田生命J1リーグの5試合で11ゴールを記録したが、大迫は実に8ゴールに直接関与。5ゴール3アシストと圧倒的な数字を残した。前線でのボールキープなど数字に表れない部分での貢献も凄まじく、優勝争いを繰り広げる神戸にとって代えの効かない存在となっている。

 受賞に際し、大迫はJリーグの公式HPを通してコメントを発表。「明治安田生命J1リーグ5月の月間MVPに選んでいただき、ありがとうございます。今回の受賞はチームの選手、監督をはじめとするスタッフみんなのおかげだと思っています。ここまでチームとして結果は出てますが、満足せずシーズンの終わりまで努力を続け、成長していけるように頑張ります」と、喜びつつも今後に向けて気を引き締めた。

 明治安田生命J2リーグでは、徳島ヴォルティスに所属しているFW森海渡が月間MVPに選出された。



 徳島は5月に明治安田生命J2リーグで6試合を消化。今季の徳島は開幕から11試合未勝利と苦しいスタートを切ったが、5月に入って状況は好転。3勝2分1敗と白星の数が増え、順位でも最下位を脱出。今後に向けて弾みのつく5月となった。そんな徳島において、森は“ゴールゲッター”として活躍。柿谷曜一朗と最前線でコンビを組み、5月に限定するとリーグ最多の6ゴールを記録。ペナルティエリア内でフィニッシュの形が豊富で、徳島に欠かせないストライカーに君臨している。柿谷も3ゴールを挙げており、徳島が5月に記録した10ゴール中、両者が9ゴールを生み出していた。

 森はJリーグの公式HPを通して印象に残った試合やゴールに言及。「5月の月間MVPを受賞できて、本当にうれしく思いますし、光栄です。5月の試合では第18節・FC町田ゼルビア戦が印象に残っています。90分間、主導権を握ることもできましたし、首位相手に勝つことができました。ゴールでは、2得点した第16節・ツエーゲン金沢戦での1点目が印象に残っています。相手DFの動きを見ながら、ニアサイドへの狙い通りのシュートを打てました」と話した。さらに、「6月は重要な試合が続きます。目の前の試合のことだけを考えて全力で戦います。サポーターの皆さんも勝利を目指して一緒に戦ってください」とファン・サポーターに向けてメッセージも発している。

 明治安田生命J3リーグの月間MVPには、Y.S.C.C.横浜に所属するMF福田翔生が選ばれた。

 YS横浜は5月に行われた明治安田生命J3リーグ3試合を2勝1分と無敗で駆け抜けた。全試合にスタメン出場した福田は、第9節のFC岐阜戦で2ゴールを挙げ、2−1での勝利に貢献。第11節ギラヴァンツ北九州戦では1−1で迎えた後半アディショナルタイムに値千金の逆転ゴールを挙げ、YS横浜を勝利へ導いていた。チームは第13節終了時点で8戦負けなしと好調をキープしている中、主力として今季開幕から全試合に先発している福田が5月の月間MVPを勝ち獲った。

 福田はJリーグの公式HPを通して「めちゃくちゃ嬉しいです。これまで地獄を見るような苦しい思いをして、死ぬほど努力をしてきました。チームメイト、スタッフ、サポーターの皆さんのおかげでもあるので感謝しかないです。もっともっと頑張ります」と喜びを露わにしている。 

 また、各リーグの月間ベストゴールも発表された。明治安田生命J1リーグからは、アルビレックス新潟に所属しているMF三戸舜介が受賞。三戸は第13節横浜FM戦の1−1で迎えた67分、敵陣中央でパスを引き出し、スペースに向かってボールを持ち運ぶ。そのまま右足を振り抜くと、横浜FMのGK一森純が1歩も動けない強烈な一撃を突き刺した。Jリーグ選考委員会の反町康治氏は、三戸のゴールを「10年前だったらJリーグでは見られなかったシュート。こうしたシュートを身に付けて、Jリーグで見られるようになったことは驚き。欧州のトップレベルは強烈なミドルシュートが飛んでくるが、三戸選手のゴールはデ・ブライネ選手を彷彿とさせるスーパーゴールだった」と絶賛している。

 三戸自身もJリーグの公式HPを通してコメントを発表。「5月のKONAMI月間ベストゴールに選んでいただき、本当に嬉しく思います。このゴールは自分にとってのJ1リーグ初得点、そして昨年のJ1王者・横浜F・マリノスを相手に決勝点となり、自分のサッカー人生において特別なゴールになりました。周りの選手に活かされ、サポーターの声援があったからこそ、思い切ってチャレンジできた結果のゴールだったので、今回の受賞はチームメイトやサポーターのおかげだと思っています。これからも新潟の皆さんに喜んでいただけるような、勝利につながるゴールを狙っていきたいと思います」と自身のJ1初ゴールを喜んだ。

 その他、明治安田生命J2リーグではV・ファーレン長崎に所属しているDF米田隼也が月間ベストゴールを受賞。米田は第18節ジュビロ磐田戦にて、71分に背後からの浮き球ボールを巧みなトラップで収め、前を向いてゴールネットを揺らした。このゴールがベストゴールに輝いている。長崎はその後同点に追い付かれたものの、米田がこの日2点目を決めて2−1と白星を飾った。

 明治安田生命J3リーグでは、SC相模原に所属しているMF吉武莉央のゴールが選ばれた。吉武は第10節カターレ富山戦に先発出場すると、10分に左からの折り返しに反応し、強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らす。左からの連携で最後に決めた“ゴラッソ”がベストゴールに輝いた。

 月間優秀監督賞には、明治安田生命J1リーグでは横浜FCの四方田修平監督が、明治安田生命J2リーグではFC町田ゼルビアの黒田剛監督が、明治安田生命J3リーグでは鹿児島ユナイテッドFCの大嶽直人監督が選ばれた。町田の黒田監督は、2・3月度の表彰に続き今季2度目の受賞となっている。

 5月度の各表彰は下記の通り。

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP
J1:大迫勇也(ヴィッセル神戸)
J2:森海渡(徳島ヴォルティス)
J3:福田翔生(Y.S.C.C.横浜)

■2023明治安田生命Jリーグ 月間優秀監督賞
J1:四方田修平(横浜FC)
J2:黒田剛(FC町田ゼルビア)
J3:大嶽直人(鹿児島ユナイテッドFC)

■2023明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール
J1:三戸舜介(アルビレックス新潟)
第13節横浜F・マリノス戦 67分


J2:米田隼也(V・ファーレン長崎)
第18節ジュビロ磐田戦 71分


J3:吉武莉央(SC相模原)
第10節カターレ富山戦 10分



【動画】「デ・ブライネを彷彿」新潟MF三戸舜介の強烈ミドルシュート

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