森保ジャパン“厳戒”…サンパウロで治安悪化 強盗、殺人事件が多発

6月13日(木)5時30分 スポーツ報知

日本代表が滞在するホテルから徒歩5分圏内にいるサンパウロのホームレス

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 【サンパウロ(ブラジル)11日=田中雄己】南米選手権に臨むサッカー日本代表は12日夕方(日本時間13日早朝)、サンパウロに到着する。ブラジル国内は2016年リオ五輪以降、不景気により治安が悪化。殺人件数は過去最悪を更新し、代表ホテル周辺にもホームレスや怪しげな若者たちの姿が。散歩で気分転換を図るMF久保建英(18)=F東京=ら代表一行も厳戒態勢が求められる。リオ五輪も現地取材した田中雄己記者が、当地の治安を「見た」。

 リオ五輪以来、3年ぶりのブラジル。当時は、国を挙げての“お祭り”で、黄と緑のフェースペイントをしたスタッフが笑顔を振りまき、あちらこちらで五輪マスコットの着ぐるみに人が群がっていた。わずか3年。到着したのは、南米最大都市のサンパウロ。同じ国かと面食らった。街中の広場にホームレスがテントを張り、大通りの銀行の外には、お金を下ろす人に鋭く視線を注ぐ若者の集団がいた。

 ブラジル在住の沢田啓明通信員によると、リオ五輪後、不景気により国内の治安は悪化。「窃盗や強盗はもちろん、殺人事件でも警察はあまり捜査をしないし、報道もしない。そんなことをしていてもキリがない」と言う。昨年の殺人件数は過去最悪の6万3880件。1時間に7件以上のペースで発生する計算で、世界ワーストの数字が並ぶ。

 日本代表は30時間超の移動後、わずか4日間の準備期間で初戦を迎える。参加国の中で最も若い平均年齢22・3歳の面々とはいえ、疲労回復とリフレッシュが重要になる。現状では恒例の散歩や外出に制限をかける予定はないが、リオ五輪当時はマナウス市内で行われた選手の散歩に警官が帯同。ホテルの敷地内をショットガンや銃を所持する警官が巡回した。

 今回、代表が滞在するホテルの徒歩圏内でも物乞いが群がる姿も見られ、沢田通信員は「特に危ないのはスマートフォン。高く売れるので、昼間でも容赦なく強奪される」。携帯ゲームをする久保も要注意だ。

 東京五輪世代中心の23人。欧州組、国内組、所属クラブの主力組、控え組。状態は少なく見積もっても4グループに分かれる。コンディションを整える準備期間で“息抜き”に制限がかかれば痛手だ。全力で戦える状態でなければ、世界との立ち位置すらもはかれない。初戦までの4日間が今大会の成否を左右すると言っていい。

スポーツ報知

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