フロンターレ×スーパーフォーミュラの『Fサーキット』は7月8日横浜FC戦。関口雄飛がデモランへ

　サッカーJ1リーグの川崎フロンターレは、7月8日の第20節・横浜FC戦で、全日本スーパーフォーミュラ選手権とコラボレーションしたイベント『川崎市制記念試合 Fサーキット』、『安全安心フェア』を開催する。スーパーフォーミュラSF23・トヨタの開発車両を関口雄飛がドライブしデモランするほか、JRP日本レースプロモーションの近藤真彦会長が来場し、さまざまなイベントを盛り上げる予定だ。

　スーパーフォーミュラと川崎フロンターレは、2012〜2014年にフロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場のトラック部分を使ったデモランイベントを開催。低速ながら目の前をフォーミュラカーがデモランし、多くのサッカーファンからも歓声が送られた。

　等々力陸上競技場は今後専用スタジアムへの改修が予定されているが、その改修前にふたたびデモランイベントを行おうと、ひさびさの『Fサーキット』開催がJRP上野禎久社長から発表されたのが、1月22日のフロンターレ新体制発表会。このときは開催時期が7月ごろとされていたが、川崎フロンターレから7月8日の第20節・横浜FC戦となることが発表された。

　今回デモランするマシンは1台。今季使用されているSF23にむけて開発を担ってきた車両の2台のうち、トヨタ／TCDエンジンを積む通称“赤寅”だ。ドライバーは関口雄飛となった。デモランは3回あり、まずはキックオフ前の15時からと16時の2回、スタジアム前園内道路で走行し、ここではタイヤ交換の実演もある。

　さらに、19時のキックオフ前にスタジアム内の陸上トラックでデモランを行う予定で、ゴール地点では川崎フロンターレの“バンディエラ”でもある中村憲剛FROとサポーターがフラッグを振り、関口を迎え入れることになる。

　また当日は、JRPの近藤会長が会場を訪れ、デモラン後に来場者へ挨拶するほか、始球式、両チームキャプテンへの記念品贈呈を行う。さらにこの日は川崎市制記念試合として開催される予定で、ハーフタイムにはフロンターレではお馴染みの西城秀樹さんのYMCAショーが開催。近藤会長もこれに参加するという。

　さらに場外の野球場前広場では、富士スピードウェイイメージガール『クレインズ』の撮影会、近藤会長と関口のトークショーも開催。さらにトムスのEVカート／シミュレーター体験などなど、モータースポーツやクルマに関するイベントが目白押し。場外イベントはチケットがなくても楽しめるのも嬉しいところだろう。

「今もレーシングドライバーのいちばん近いところで日々接していますが、レーシングドライバーは時速300Km/hでの走行やコーナーでは『G』と呼ばれる重力加速度に耐えうる高いフィジカルと強い精神力、瞬時の判断力、そしてチームスタッフとのコミュニケーション能力などさまざまなことを求められるがゆえ、レーシングドライバーとサッカー選手は同じアスリートだと感じています」と近藤会長は川崎フロンターレのイベント告知ページにメッセージを寄せた。

「そんな同じアスリート集団である『スーパーフォーミュラ×川崎フロンターレ』でタッグを組み、たがいを応援しようという企画があり、この度イベントに参加させていただくこととなりました。9年前に『Fサーキット』として、川崎フロンターレの試合当日、等々力をフォーミュラカーがレーシングエンジンを轟かせ、応援走行したことは多くの川崎フロンターレサポーターの皆さんの記憶に残っていると思います」

「この『FサーキットのF』は川崎フロンターレの『F』であり、フォーミュラの『F』でもあります。競技場イベントを通じて互いを高揚させることができれば素敵ですね」

　当日は川崎フロンターレ対横浜FCの“神奈川ダービー”であり、ニッパツ三ツ沢球技場で5月20日に行われた第14節では、横浜FCが苦手としていた川崎に勝利している。川崎フロンターレにとっては負けられない試合であり、来場者も非常に多くなりそうだ。

　イベントの詳細は下記ホームページまで。

https://www.frontale.co.jp/info/2023/0612_10.html