【巨人】丸でも岡本でもない 指揮官を喜ばせたここ1番の大城の「ファインプレー」

2023年6月14日(水)12時49分 ココカラネクスト

大城は今春のWBCでも侍ジャパンの一員として活躍した(C)CoCoKARAnext

 巨人は13日の西武戦(東京ドーム)に3−0と勝利。投げては左腕メンデスが6回無失点で来日初勝利を飾り、9回を締めた大勢は通算50セーブ目をあげるなどメモリアルな試合となった。これで交流戦は首位キープ、3連勝で今季最多タイの貯金2といよいよ巨人が乗ってきた。

 開幕直後のアクシデントで離脱していたメンデスが力強い投球を見せた。4月12日の阪神戦(東京ドーム)で大腿二頭筋を損傷し、登録抹消。約2か月の時を経て、シェイプされた体から繰り出される投球はキレ味抜群。角度のある直球とチェンジアップのコンビネーションで西武打線を封じ込めた。

【動画】丸が4回に2試合連続となる9号ソロを放った場面

 6回96球、4安打無失点の力投には原監督も試合後のインタビューで「腕の振りもよく、メリハリの効いた、最初の春先よりも違った強さを感じましたね」と高く評価した。

 打線もそんな左腕を援護する。この日は3回に主砲・岡本和真が先制二塁打を放つと、4回にはこのところ好調な丸佳浩が9号ソロを放った。丸は直近4戦で4本目となるアーチをかけるなど、こちらも状態をあげてきた。

 一方、指揮官が笑顔を見せたのは5回1死一、三塁で5番・大城卓三がスクイズを敢行した場面にあった。

 2点をリードし、なお追加点が欲しいシーン。カウント1—1から大城はしっかり投前に転がし、三走の梶谷隆幸がヘッドスライディングで生還。チームにとってはこれが今季初のスクイズでの得点、原監督、阿部慎之助ヘッドコーチも思わず笑顔となる効果的な得点シーンとなった。

 大城はこの日捕手としてもメンデス、高梨雄平、ビーディ、大勢と4投手を好リードし、無失点リレーを演出。攻守にわたって存在感を示した。

 今季は57試合に出場、打率・264、9本塁打、26打点と「打てる捕手」として、しっかりチームを支えている大城。投打がかみ合い、チームはセ・リーグ3位に浮上。主戦捕手の奮闘はまだまだ続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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