遠藤保仁、理想より勝利へ割り切れ…状況酷似の南ア組振り返る

6月15日(金)8時1分 スポーツ報知

南アフリカ大会のデンマーク戦でFKを決めた遠藤

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 10年南アフリカ大会の日本は、今回同様に前評判が低い中で本大会を迎えたが、16強入りを果たした。チームはどう立ち直ったのか。当時代表のMF遠藤保仁(38)=G大阪=が体験を振り返った。

 遠藤にとって、南アW杯は美しい思い出だけではない。「結果を見れば評価される。選手としては複雑と言えば複雑でした。割り切った戦いをしたので納得はしていますけどね」。デンマーク戦で直接FKも決めるなど主力としてプレー。だが、攻撃的スタイルを志向する司令塔にとっては、力を出し切れなかったという思いも残る。

 MF中村俊輔を軸とした攻撃的な戦いから守備的な戦い方への変更は、岡田武史監督から直接部屋に呼び出されて伝えられた。「もちろん俊輔と一緒にピッチに立ちたい思いはありました。でも、それ(変更)ならそれで、やり切りましょうと」。監督を信じ、割り切った戦いに全力を尽くし、つかんだ16強だった。

 「国を背負って戦えるのは、一握りの中の一握り。選ばれて楽しまなくてどうすんのって思います」。柔らかい口調の中に、日本代表への熱い期待がにじんだ。

 ◆南アW杯の岡田ジャパン 脳梗塞で倒れたイビチャ・オシム監督の後を継ぎ、08年1月から指揮を執った岡田武史監督の下でアジア最終予選を突破。だが、国内最後の親善試合となった10年5月24日の韓国戦で0—2と敗れ、岡田監督は日本協会の犬飼基昭会長に進退伺を出す事態になった。この敗戦を機に、指揮官はMF中村俊輔(横浜M)を中心とした攻撃的な戦いを断念。本番はキープ力の高いMF本田圭佑を1トップに入れ、全員守備からカウンターを狙う戦術に大転換した。初戦でカメルーンを1—0と下すなど2勝1敗で1次リーグを突破。決勝トーナメント1回戦はパラグアイにPK戦の末敗れた。(肩書、所属は全て当時のもの)

スポーツ報知

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