ランク最下位70位ロシアが“強かった”理由は「係数」にあり

6月15日(金)8時19分 スポーツ報知


◆W杯ロシア大会▽1次リーグA組 ロシア5—0サウジアラビア(14日、モスクワ)

 参加32か国でFIFAランキング最下位70位のロシアが、67位“格上”サウジアラビアに5—0で圧勝を飾った。日本(61位)から見れば、今大会で唯一の格下2チームによる対戦でもあったが、アジア最終予選で敗れたサウジアラビアが“最弱開催国”に大敗したのは衝撃的な結果といえる。この“番狂わせ”が起きた理由は「係数」にある。

 FIFAランキングは、簡単にいえば、対戦チームの力関係とその結果によるポイントの、一定期間の累積で決められる。だがW杯開催国に限っては、ポイント算出で大きな不利がある。

 ポイント算出には重要度という項目がある。親善試合などは1・0、W杯予選や連盟選手権(アジア杯、欧州選手権など)予選は2・5、連盟選手権本戦とコンフェデ杯は3・0、W杯は4・0といった具合。開催国は予選免除だから、係数2・5の試合数が欧州予選出場国と少なくとも10試合(ホーム&アウェー5戦ずつ)違った。もちろん係数3・0のコンフェデ杯で勝ち上がっていれば70位なんてことはなかったが、格下ニュージーランドに2—0で勝っただけの1勝2敗で1次リーグ敗退。16年欧州選手権(係数3・0)でも1分け2敗で敗退。W杯予選中の親善試合でも勝てていなかったため、自業自得な数字でもあるが、相当な不利があった。

 つまりロシアは70位相当でなく、本来はもっと上であるべきだった、というのが“最弱開催国”の真の姿。残る2戦はリバプール躍進の原動力となったFWサラー率いるエジプト(45位)と、南米の古豪でバルセロナFWスアレス擁するウルグアイ(14位)。数字上でなく、真の格上との対戦が控えている。ロシアはこのサウジ戦で自信をつけ、大会全体としてもスタートは上々。開催国が勝ち上がるだけ盛り上がるのがもワールドカップの一面でもあるので、下克上に次ぐ下克上を期待したいところだ。

スポーツ報知

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