ヤマハが鈴鹿8耐参戦体制を発表。伝統の赤・白カラーを施したYZF-R1で4連覇狙う

2018年6月16日(土)17時42分 AUTOSPORT web

 全日本ロードレース選手権第4戦の開催中、ヤマハは、スポーツランドSUGOで7月26〜29日にかけて鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制発表会を行った。


 ヤマハは2017年シーズン、3年目となるファクトリー体制で鈴鹿8耐3連覇に挑戦。ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームとして中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの布陣で戦い優勝、鈴鹿8耐3連覇を達成した。


 2018年シーズン、ヤマハからはファクトリー体制のYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハファクトリー)、2017-2018シーズンのEWCにレギュラー参戦するGMT94 Yamaha Official EWC Team(GMT94ヤマハ)、YART Yamaha Official EWC Team(YARTヤマハ)の3チームが出場する。

ヤマハファクトリーは昨年同様、中須賀、ロウズ、ファン・デル・マークの布陣で4連覇に挑む


 ヤマハファクトリーのライダーラインアップは、昨年同様、中須賀、ロウズ、ファン・デル・マーク。EWC2連覇をねらうGMT94ヤマハはダビド・チェカ、マイク・デ・ミオ、ニッコロ・カネパ。YARTヤマハはブロック・パークス、マービン・フリッツ、藤田拓哉、マックス・ノイキルヒャーの4人で、レギュラーライダーはテスト結果を見ながら決めるという。


 発表会であいさつに立ったヤマハMS統括部の堀越慶太郎MS戦略部長は「YZF-R1発売20周年の節目に、鈴鹿8耐は4連覇とEWC連覇を目指します。今年のスローガンは『R1 evolution Rの“進化”が“革命”を起こす。』です」と勝利宣言。


 続いて辻幸一MS開発部部長がMotoGPが行なわれているカタルーニャからビデオ出演。「マシンは走行性能、信頼性、燃費が一歩進んだ。今年は219周以上を目標に4連覇をねらいます。ライバルチームは強いライダーを招聘するなど体制を強化しているけれど、ヤマハは鈴鹿4連覇、EWC(世界耐久選手権)チャンピオン連覇、そしてヤマハのワン・ツー・スリーフィニッシュをねらいます」と強気の発言。

伝統の赤・白カラーを施したヤマハYZF-R1


 会場でアンベイルされた鈴鹿8耐マシンは1998年に発売したYZF-R1の20周年を記念した特別カラー。赤と白のカラーリングをベースに、初代モデルの『YZF』と『R1』のロゴ、『20周年記念』ロゴなどが配されていた。3チームともマシンは赤・白のカラーリングをベースとしたマシンで出場するようだ。

発表会で意気込みを語る中須賀克行


 中須賀は「この節目の年にしっかりと4連覇を果たしたい。気を引き締めてチーム一丸をなって戦いたい」とコメント。


 ヤマハファクトリーレーシングチームを率いる吉川和多留監督は「僕が現役だったころには『いつかはあのカラーリングのマシンに乗りたい』とあこがれた。僕はこのカラーリングで鈴鹿8耐制覇をすることができなかったが、このカラーで一番最初にチェッカーを受けられるよう頑張りたい」と述べた。


 会場には報道陣のほかに一般のファンも招かれ、会場内は大きな拍手に包まれていた。


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