「マジかよ」“笑撃”的な告白に女房役も思わず吐露 今永昇太がメジャーで愛される理由「英語は上手くないが努力している」
2024年6月16日(日)12時19分 ココカラネクスト

今永(右)の快投をマスク越しに見たゴームズ(左)は試合後に日本人左腕への想いを語った。(C)Getty Images
球場を熱狂させる快投だった。
現地時間6月15日に本拠地で行われたカージナルス戦に、カブスの今永昇太が先発登板。7回(103球)を投げ、被安打4、1失点と好投して今季7勝目を挙げた。
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気迫あふれる投球で勝利を手繰り寄せた。4回にノーラン・アレナドに犠牲フライを打たれて先制点を許した今永だったが、その後も小気味いい投球でカージナルス打線を封じ込める。2-1とカブスが逆転して迎えた7回2死一、二塁の場面では、8番ブレンダン・ドノバンを空振り三振に仕留めると、振り向きざまに渾身のガッツポーズを披露した。
カブスが5-1で勝利した試合後の会見でクレイグ・カウンセル監督から「優れた投手がそうであるように、期待通りの仕事をしてくれた」と太鼓判を押された今永。この白星に本人も上機嫌だった様子で、試合後の会見でピンチを凌いだ時の心境を米メディアに尋ねられ、「お腹減っていたんで、ちゃんとこういう栄養素を摂ろうとかそういうことを考えていました」と回答。集まった記者陣を笑わせた。
さらに「ちなみにこれは本当です」と付け加えた今永の“笑”撃的な告白には、女房役も驚くばかりだ。この日もマスクを被ったヤン・ゴームズは、左腕の「お腹が減っていた」という発言に「WHAT(なんだって)?! マジかよ(笑)。僕は『よし、ショウタ、落ち着け』と考えていたよ」と呆然。にやけるしかない様子だった。
無論、36歳のベテラン捕手は今永への賛辞を口にする。地元スポーツ専門局『Marquee Sports Network』で次のように打ち明けている。
「彼は7回に100球以上投げて、自分の持っている全てを出そうとしてくれる。だからみんなに愛されるんだ。ショウタは誰とでも仲良くなりたがっていて、それが一番素晴らしいと僕は思う。英語があまり上手ではないが、コミュニケーションを自分から図ろうと努力している。僕らはそういう姿勢も評価しているよ」
この試合を終え、今季成績は13登板で防御率1.89、WHIP0.99とした今永。まさにエース級の結果を残し、さらに周囲の笑いも誘う。30歳の日本人左腕は、早くもメジャーで愛される存在となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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