【短評】マイナーチェンジを受けた日産「GT-R」に試乗 スーパーカーでピッツァを買いに行く

6月20日(火)18時0分 日本版Autoblog


【ギャラリー】2017 Nissan GT-R: First Drive45
日産「GT-R」のドライブが、日常的な買い物や例えばピッツァを受け取りに行くようなつまらない用事の時でさえ、どんなに楽しいものであるかを忘れていた。赤と黒のカラーリングが際立つこのクルマを、数日ほど拝借した。狂気じみたスポーツカーが次から次へと発売される時代になっても、この「ゴジラ」と呼ばれるGT-Rは今でも生き存えている。

2017年モデルでは、ライトをはじめ内外装に多くの顕著なリフレッシュが施された。フロントエンドは、フード、スポイラー、バンパーが一新され、新しくなったフォルムはさらに引き締まって見える。個人的には、なんとなくギンザメを連想した。インテリアはその素晴らしさに驚かされた。バーントオレンジのレザーとブラックのハード・パーツで仕立てられたこのクルマは、見た目も手触りもプレミアム感がある。操作系のレイアウトやメーターはシンプルだ。ドライバーはステアリングを調整するのではなく、クラスターごと上下に動かしてポジションを決める。ちょっとレースカーみたいだ。

3.8リッターV6エンジンはさらにパワフルにチューンされ、最高出力は従来の560psから570psに、最大トルク64.5kgmから65.0kgmに向上した。日産は、2009年に発表されて以来、最大規模の進化を遂げたと言っているが、まさしくその通りだ。

筆者が試乗したGT-Rは「プレミアム」モデルで、これにハンドステッチ入りレザーを含むオプションの「プレミアム・インテリア」パッケージが追加されている(4,000ドル≒約45万円)。さらに、GT-Rのロゴ入りフロアマット(295ドル≒約3.3万円)とステッカーが付いて、合計価格は115,980ドル(約1,300万円)。まったく、ハンサムな悪魔だ。以下に試乗した感想を書き連ねてみた。

・依然として人々の注目を浴びるクルマだ。デトロイトの街中ではあまりGT-Rを見掛けない。どちらかというとコルベットやヘルキャットの方が多いこの街で、GT-Rは非常に目立つ。赤いボディ・カラーがさらに迫力を強調するようだ(トップの写真は欧州でテストした際のもの。今回乗ったクルマは下のTwitterに投稿した写真でご覧いただきたい)

・エンジン音が良い。常に轟音を撒き散らす狂気的なマッスルカーのようにクレイジーではないが、スロットルを踏み込むと大音量で吠える。米国版Autoblog編集部があるビルの駐車場で、ガソリンを浪費するために試してみた。

・とにかくパワフル。しかも4輪駆動なので、つい調子に乗ってしまう。ブレーキは軽く踏むだけで強力な制動力を発揮する。ただし、ステアリングの重さだけは気になった。

・6速デュアルクラッチ式トランスミッションは、概ね合格だ。通常はスムーズにキックダウンを行う。ただし、特にブレーキを踏んだ時など、ややアグレッシブ過ぎることがある。また、急加速時にはシフトの際に大きな衝撃を発生する。

・視界は非常に良好だ。ロングフードとコクピットから離れて見えるコーナーのため、運転していて威圧感を感じない。クルマとの一体感が楽しめる。

サーキットでは乗らずに、自宅まで運転して帰った。会社で長時間の勤務を終えた後、このクルマを運転していると不思議なことに頭の中がクリアになっていく。そして私は自分からピザを買いに行くと申し出た。食べたいピザを求めて、近所にある6件以上のピザ屋を回った。GT-Rを運転していれば、まったく苦にならなかった。

というわけで、GT-Rと過ごした月曜日はとても楽しい1日となった。日産は、この象徴的なパフォーマンスカーを賢くアップデート(現代化という言葉は適切ではないかもしれない)させ、競争力を保ち続けている。それにこのクルマは、ちょっとした用事のために運転しても最高だ。

The @Nissan GT-R always delivers, even when I pick up the pizza. pic.twitter.com/r5vVfhfNBZ
- Greg Migliore (@GregMigliore) 2017年6月13日「日産 GT-Rは常にパフォーマンスを発揮する。たとえピザを買いにいく時でさえも」

By Greg Migliore

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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