WRC:シトロエン、第12戦スペインを除く5戦でマッズ・オストベルグの起用を発表

2018年6月20日(水)17時48分 AUTOSPORT web

 WRC世界ラリー選手権に参戦するシトロエン・レーシングは6月20日、2018年シーズンの第12戦スペインを除く、今季残りの5戦でマッズ・オストベルグを起用すると発表した。


 当初、2018年シーズンにはエースドライバーのクリス・ミークと、若手のクレイグ・ブリーンを軸とする2台体制で臨んでいたシトロエン。また一部のラウンドでは、オストベルクとWRC9連覇を達成したレジェンド、セバスチャン・ローブを起用してシリーズを戦っている。


 そのシトロエンは度重なるクラッシュを受け、「クルーの安全を確保できない」としてミークとの契約を解除。第7戦イタリアではエースドライバー不在のなかでの戦いを強いられた。


 今回の発表により、チームは今シーズン残りのイベントで、オストベルクとブリーンの2台体制を軸とすることになる。ただし、10月の第12戦スペインについては当初の予定どおり、ローブが参戦するため、オストベルクは欠場する予定。


 また、第8戦フィンランド、第10戦トルコ、第12戦スペインでは、カリッド-アル・カシミもエントリーさせ、3台目のシトロエンC3 WRCを走らせる。


「現在、我々は2019年シーズンを見据えてチームの体制を立て直している最中だ。しかし、その前に今シーズンを可能な限りいい形で終えなくてはならない」と語るのはチームプリンシパルのピエール・ブダール。


「マッズはWRCでの経験とC3 WRCのドライブ経験が豊富であり、我々が落ち着きながら前へ進むのに最適な人材だ」


「彼の安定したドライビングのおかげで、ほぼ毎戦ポイントを手にできている。チームにも即座に馴染むだろう」


 シーズン後半戦への出場が決まったオストベルクは「シトロエン・レーシングと戦い続けるチャンスを得られてうれしいよ!」と喜びを語った。


「当初予定されていた3戦を終えて、数年前までともに働いていたチームにもう一度戻れるのは最高だ。シトロエンとブダールが僕を信頼してくれたことを誇りに思う」


「もうC3 WRCにも馴染んできたし、直近のラリー・フィンランドを含めた数戦で可能な限りのベストを尽くして恩返ししたい。フィンランドは僕のお気に入りのラリーだしね!」


「今後、出場する5戦で求められている結果を達成できると確信しているよ」


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