コロンビア撃破も「喜ぶのは次勝ってから」 セルジオ越後氏「盆と正月が来たような幸運」
2018年6月20日(水)7時2分 サッカーキング
試合後、サッカー解説者のセルジオ越後氏に話を聞き、試合を振り返ってもらった。
「いきなり相手が退場となり、こんなこと2度と無いようなラッキーな展開になったね。盆と正月が一緒に来たようだよ。これでモノにできなかったら終わりだった。ツキが全部日本に向いたね」
「(途中出場の)ハメス・ロドリゲスのコンディションは良くなく、相手は10人ではなく9人になったような運動量だった。ただ、日本は数的有利になってからの試合運びはバタバタしていたし、コロンビアとのレベル差はまだまだあると感じさせた。でも、勝ちは勝ち。もらった勝ち点を無駄にしてはいけないね」
「ヒーローは大迫。最初のシュートは決めなければいけないけど、結果外したことが相手の退場につながった。攻撃で存在感はあったし、試合終盤の守備でも体を張っていたよ。ただ選手個々人のクオリティという部分では、チーム全体的に全く良くなかった」
「数的有利になったことで、今後の得失点差を考えても、もっと積極的にとどめを刺しに行ってほしかった。西野監督はアトランタ・オリンピックの時に2勝してもグループステージを突破できなかった経験がある。それを乗り越えないといけない。もう1勝しないと突破できないかもしれない。そのためにも状況を考えても得点はもっとほしかった」
「勝利で選手やチームが浮かれないことを願っているが、それは見ている側も同じ。次に勝つことで初めて喜べる。まだ何も得ていないからだ。浮かれるのではなく、少しリラックスしたくらいの気持ちで次に臨んでほしい」