モウリーニョ、古巣とドローに一定の評価も…切り札不足と判定への不満を露わに
2020年6月20日(土)12時28分 サッカーキング
19日、プレミアリーグ第30節が開催され、トッテナムはマンチェスター・Uをホームに迎えた。イングランド代表FWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミン、フランス代表MFムサ・シソコら多くの負傷者が揃ってスカッドに復帰したスパーズは、前半のうちにオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインのゴールで先制するも、後半に巻き返したマンチェスター・Uに同点弾を許し、試合は1−1のドローに終わっている。
前線の主力が複数復帰した中で、チャンピオンズリーグ出場権を争うライバルを相手に勝利を逃したモウリーニョ監督だが、チームのパフォーマンスには手応えを感じているようだ。その一方、あることへの不満も抑えきれない様子を見せた。
「チームの姿勢、組織力、プランに沿ったゲームコントロール、ユナイテッドが嫌がるソリッドさを見せたことにはとても、とても満足している」
「私が満足できないのは、ゲームの流れを読む中で、ベンチにそれに応じることのできる選手がいないことだ。ルーカスかデレがベンチ、またはピッチ上にいたはずだった。ユナイテッドが試合の主導権を握り始めた頃には、私たちはとても疲れていた。そういった意味で試合をコントロールするのは無理だ」
5つの与えられた交代枠のうち2つしか使用しなかったモウリーニョは、切り札となる選手の不足に苦しんでいた様子を伺わせた。またその後には、マンチェスター・UにPKが与えられたシーンと、コートジボワール代表DFセルジュ・オーリエが倒されたシーンの判定への不満も明かしている。
「私は審判ではなく、VARに不満がある。試合中の審判はジャッジミスをする可能性がある。だがそれを直すためにこそVARはあるんだろう?」
「次に、(主審のジョン・)モスへの不満もある。なぜならオーリエへのフリーキックを与えなかったからだ。彼はペナルティーに値しないシーンで、簡単にPKを与えるのにね」
モウリーニョ率いるトッテナムは次節、23日にホームでウェストハムと対戦するが、次こそは再開後初勝利を手にすることができるだろうか。