札幌スパチョーク弟がレスター移籍へ。英労働許可証ルール緩和が追い風に

2023年6月21日(水)17時45分 FOOTBALL TRIBE

スパナット・ムエンター 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌に所属する兄のタイ代表MFスパチョーク・サラチャートよりも一足早い欧州挑戦が実現するようだ。タイ1部ブリーラム・ユナイテッド所属のタイ代表FWスパナット・ムエンターが、イングランド2部レスター・シティへ移籍するとタイ国内で報じられている。


 スパナットはブリーラム下部組織出身であり、2018年4月に15歳8ヶ月22日というタイ国内リーグ史上最年少でデビュー。2019年6月には16歳という若さでタイ代表でもデビューを飾るなど、スパチョークとともにタイ代表をけん引している。


 また2022/23シーズンのタイ1部リーグでは、30試合中25試合の先発出場で8ゴール11アシストをマーク。攻撃陣の中心選手として2季連続となるタイ国内3冠達成に大きく貢献した。


 スパナットは以前からレスター移籍が噂されていたが、タイメディア『Matichon』はイギリス国内での労働許可証発行基準を満たしていないことを理由に、レスターからベルギー1部OHルーヴェンへレンタル移籍する可能性を伝えていた。


 そんな中、タイメディア『SMM SPORT』の報道によると、スパナットはレスターとの契約締結のために今月26日にも現地入りするとのこと。また2023/24シーズンからプレミアリーグやイングランド2部リーグ所属クラブが労働許可基準の「資格外選手」を最大4人まで獲得可能となったことから、同メディアは「スパナットは他クラブへレンタル移籍する必要がない」と指摘している。


 元鹿島アントラーズ指揮官である石井正忠氏の指導もあり、タイ屈指のスター選手に駆け上がったスパナット。今月末にもイングランドでプレーする初のタイ人選手が誕生する見込みだ。

FOOTBALL TRIBE

「チョーク」をもっと詳しく

「チョーク」のニュース

「チョーク」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ