グループ誕生へ…チェルシーのオーナー、川島永嗣所属のストラスブール買収で合意

2023年6月23日(金)10時46分 サッカーキング

(右)チェルシーのベーリー会長 [写真]=Getty Images

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 リーグ・アン(フランス)のストラスブールは22日、チェルシーを買収したコンソーシアム『BlueCo』が新たな株主となることで合意したことを発表した。

 昨年5月に共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏を中心とする共同事業体『BlueCo』によって買収されたチェルシー。過去2回の移籍市場で6億ポンド(約1090億円)以上の大型補強を敢行するなど、積極的な動きを見せている。

 そんななか、現在のサッカー界では、シティ・フットボール・グループ(CFG)がマンチェスター・Cを筆頭に世界各国の13クラブを次々と傘下に収めているほか、ライプツィヒやザルツブルクのレッドブル・グループなどが大きな存在感を示している。これを受け、ベーリー氏は「若手のスーパースターたちに公式戦の出場時間を与えながら、チェルシーのピッチに立つための道筋を作ることができる」と語るなど、かねてよりグループを誕生させることを目指していることが明らかになっていた。

 これまでフランスやベルギー、ポルトガル、南米など多くのクラブに目を向けていたものの、交渉はなかなか進展していなかったが、『BlueCo』は現在GK川島永嗣とFW鈴木唯人と所属しているストラスブールの株式の過半数を取得したことで合意したという。

 イギリスメディア『BBC』によると、『BlueCo』はほぼ100パーセントの株式を取得した模様で、正式な出資額は明らかになっていないものの、7500万ユーロ(約117億円)程度を支払うと報じられている。

 また、ストラスブールの会長を務めていたマルク・ケラー氏はそのまま留任することが決定しているほか、男子チームに加え、女子チーム、アカデミー、クラブ全体に関わっていくことも明らかになっている。

 ストラスブールのケラー会長はクラブ公式サイトで「今日はラシン(・クルブ・ドゥ・ストラスブール)にとって重要な日だ。これは株主の友人たちと一緒に過去2年間考えてきたことだった。私たちはあらゆるレベルで健全で、適切に管理されたクラブを構築した。財政的な緊急性はなかったが、私たちのモデルは限界に達していることを認識していた」と株式売却に至った経緯を説明した。

「ラシンを前進させ続け、新しい次元へと持っていくためには、私たちの発展と野心をサポートしてくれる強固な構造が必然的に必要だった。したがって、新しい戦略的投資家を迎えることができてとても嬉しく思っている。この投資家と一緒に明日のラシンを構築するというクラブの野望を加速させていきたいと思う」

 また、『BlueCo』もストラスブールのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「この歴史のあるクラブの一員になれることを私たちはとても光栄に思っている。私たちはラシンの伝統を残していくことに尽力しており、マルクと彼の経営陣が緊密に協力して行ってきた素晴らしい仕事を継続していくことに重点を置いている。チェルシーの所有とともにこの戦略的投資によって、欧州サッカーにおける当社の存在感は高まることになる。これにより、知識と専門性を共有する大きな機会が生まれると信じている」

サッカーキング

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