DTM第7戦ノリスリンク:モルタラがDTM100戦目を勝利で飾る

2018年6月24日(日)15時33分 AUTOSPORT web

 ノリスリンクで開催されているDTMドイツツーリングカー選手権。土曜日に行われた第7戦は、この日キャリア100戦目を迎えたエドアルド・モルタラ(メルセデスAMG C63 DTM)が勝利した。


 プラクティスから絶好調のモルタラは、予選でもルーキーのフィリップ・エンゲ(BMW M4 DTM)を0.001秒差で抑えポールポジションを獲得。地元レースに挑むマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)も0.023秒差で3番手に入る。


 2.3kmのコースを55分+1周で争う決勝レース。ホールショットを奪ったモルタラはレースをリード。好スタートを見せたウィットマンもエンゲをヘアピンの立ち上がりで交わし2番手に浮上する。3番手に落ちたエンゲは、1周目終わりでピットインへ向かう戦略を獲る。

第7戦ノリスリンクスタート


 2番手を走行していたウィットマンも7周目終わりでピットイン。モルタラを先頭に、ポール・ディ・レスタ、ゲイリー・パフェット、ルーカス・アウアーとメルセデス勢が続いていく。


 6.7秒でピットアウトしたウィットマンは、1周目終わりでピットインしたエンゲらの前でピットアウト。


 モルタラは9周目終わりでピットへ。7.3秒でピットアウトし、ウィットマン、エンゲらの前でピットアウト。エンゲはウィットマンに追いつくも、後方からのダニエレ・ジュンカデラに追われる展開に。


 12周目にパフェッがピットイン。モルタラとウィットマンが激しくポジション争いをする前でピットアウト。パフェットを先頭にジュンカデラまで5台が数珠つなぎに。


 14周目、モルタラとウィットマンがパフェットをヘアピンで攻略。エンゲもパフェットにアタックを続けるも前に出られない。レース中盤になるとエンゲは徐々に前の3台のペースに着いていけず、ピットインを終えたアウアーに攻め立てられる。

アウアーを抑えるフィリップ・エンゲ


 43周目、パフェットがウィットマンをヘアピンでオーバーテイク。実質2番手に浮上。さらにモルタラとの差を少しずつ詰めていくと、残り12分にパフェットは射程圏内へ。ここからモルタラとパフェットのテイル・トゥ・ノーズバトルが続いていく。

ポジションをキープするエドアルド・モルタラ


 ポジションを守り続けるモルタラ。67周目で55分が経過し、残りは1周に。ここでロビン・フラインスがピットインに向かい、モルタラはトップに浮上しファイナルラップへ。


 ヘアピンでポジションをキープすると、付け入る隙を見せずトップでチェッカーフラッグ。キャリア100戦目となる節目のレースを優勝という最高のかたちで終えた。2位にはパフェット、3位にウィットマンが入った。

勝利を喜ぶエドアルド・モルタラ


「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれた。レース序盤は、タイヤに問題があったけど、最終的にはすべてが問題なく走ることができた。今夜は(サッカーワールドカップの)ドイツ代表を応援しないとね」とモルタラ。


 2位に入ったパフェットは18ポイントを追加し、ランキングトップに。今季2勝目のモルタラもランキング4位に浮上した。


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