“スペシャルワン”の申し子は? モウリーニョ監督のもとで最も多くのゴールを挙げている選手10人
2020年6月24日(水)19時14分 サッカーキング
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督の“怒りのコメント”が話題を呼んでいる。元イングランド代表MFポール・マーソン氏が、同国代表FWハリー・ケインが最近トッテナムで活躍できてない理由はモウリーニョ監督のプレースタイルにあると言及したことに対し、22日の記者会見で反論。過去に指導してきた複数のストライカーの得点数を列挙し、「ハリー・ケインも私のチームでゴールを決めることに何の問題もない」と断言した。
ではモウリーニョ監督のもとで、最も多くのゴールを挙げている選手は誰なのだろうか。イギリスメディア『Squawka』は、欧州5大リーグでそれぞれが記録した得点数を調査。モウリーニョ政権下における得点ランキング上位10名を発表している。
▼9位タイ 22ゴール
ディエゴ・ミリート(元アルゼンチン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:インテル(2009〜2010年)
2009−10シーズンにインテルでモウリーニョ監督の指導を受けたD・ミリート。セリエAでは22ゴールを挙げて5連覇に貢献。さらにチャンピオンズリーグ(CL)とコッパ・イタリアの決勝でも得点を記録し、イタリア史上初となる“3冠”達成の原動力となった。
ロメル・ルカク(ベルギー代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2013年)、マンチェスター・U(2017〜2018年)
チェルシー時代にはモウリーニョ監督の信頼を得られず、エヴァートンへの移籍を決断したが、2017年にマンチェスター・Uで再会を果たすと、翌年12月に監督解任が発表されるまで50試合に出場して22ゴールをマークした。今年1月には、恩師がマンチェスター・Uで成功を収められなかった原因について、「もし彼が望んでいた選手をチームに揃えていたら、彼はもっとうまくやっていただろう」と分析していた。
▼8位 23ゴール
ジエゴ・コスタ(スペイン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2014〜2015年)
2014年夏にアトレティコ・マドリードからチェルシーに移籍。スペイン時代に宿敵レアル・マドリードを率いていた“敵将”のもとでプレーすることになった。お互いを熟知していたこともあり、D・コスタは1年目から大活躍。リーグ戦ではチーム最多の20ゴールを挙げて、指揮官に9年ぶりとなるプレミアリーグ優勝をもたらした。
▼7位 28ゴール
エデン・アザール(ベルギー代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2013〜2015年)
2013年夏、再びチェルシーの指揮官に就任したモウリーニョ監督のもとでブレイクを果たしたのがアザールだった。就任2年目となる2014−15シーズンにはプレミアリーグを制覇。全試合に出場して14ゴール9アシストをマークしたアザールは、リーグの年間MVPにも輝いた。その数カ月後に指揮官は解任を告げられるが、「もう一度、一緒に働きたい監督を一人挙げるよう尋ねられたら、モウリーニョと答える」とアザールは恩師への信頼を口にしていた。
▼6位 42ゴール
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(元スウェーデン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:インテル(2008〜2009年)、マンチェスター・U(2016〜2018年)
2008−09シーズンにインテルでモウリーニョ監督と共闘。リーグトップの25ゴールを奪い、セリエA優勝を成し遂げた。その後バルセロナやミラン、パリ・サンジェルマンでプレーすると、2016年夏に恩師のラブコールに応えてマンチェスター・Uに加入。プレミアリーグ33試合出場で17得点を挙げたほか、ヨーロッパリーグ(EL)やリーグカップ制覇に貢献した。
▼4位タイ 47ゴール
ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2004〜2007年、2014〜2015年)
モウリーニョ監督率いるチェルシーで活躍したFWとして、真っ先に名前が挙がるのがドログバだろう。2004年にチェルシー入りすると、持ち前の得点感覚を武器にゴールを量産し、プレミアリーグ連覇を達成。2006−07シーズンには20ゴールを挙げて得点王のタイトルを手にした。その後2014年にチェルシーに復帰し、モウリーニョ監督と再共演。D・コスタのバックアッパーを務めながら4得点を挙げて、指揮官と共に3度目のリーグ優勝を成し遂げた。
カリム・ベンゼマ(元フランス代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
レアルで3シーズンにわたってモウリーニョ監督の指導を受けたベンゼマ。指揮官からは「猫」に喩えられることもあったが、すべてのシーズンで2ケタ得点を記録し、97試合の出場で47得点を叩き出した。リーガ・エスパニョーラ王者に輝いた2011−12シーズンには、21ゴールをマーク。これは2009年のレアル加入以降では、2015−16シーズンの24ゴールに次いで2番目に多い数字である。
▼3位 48ゴール
ゴンサロ・イグアイン(元アルゼンチン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
モウリーニョ監督が指揮するレアルで、ベンゼマとセンターフォワードのポジションを争っていたのがイグアイン。ケガの影響もあって3年間の出場数は「80」にとどまったが、ベンゼマよりも多い48ゴールを記録した。ただそれでもレギュラー確保とはならなかったことから、移籍を決意。モウリーニョ監督がレアルを去った2013年夏に、ナポリへと活躍の場を移した。
▼2位 49ゴール
フランク・ランパード(元イングランド代表MF)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2004〜2007年、2013〜2014年)
今回のランキングで唯一、MFとして名を連ねたのがランパードだ。モウリーニョ監督が2004年にチェルシーの指揮官に就任すると、およそ3年間で43ゴールを記録。数多くの得点を生み出し、恩師からはのちに「当時のプレミアリーグのベストプレーヤーだった」と称えられた。2013年にモウリーニョ監督がチェルシー復帰を果たしてからも、ランパードは26試合出場で6得点をマークし、同シーズン限りで13年間を過ごしたチェルシーに別れを告げた。
▼1位 120ゴール
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
モウリーニョ政権下で最も多くのゴールを決めている選手は、同胞のC・ロナウドだった。レアルで共闘した3シーズンの得点数はそれぞれ「40」、「46」、「34」。通算106試合の出場で、ランパードの2倍以上にあたる120ゴールを記録した。ポルトガル人指揮官はかつて、C・ロナウドを指導したことが監督キャリアにおける「ハイライト」だと語っていたが、2人が再びタッグを組む日は訪れるのだろうか。
(記事/Footmedia)
ではモウリーニョ監督のもとで、最も多くのゴールを挙げている選手は誰なのだろうか。イギリスメディア『Squawka』は、欧州5大リーグでそれぞれが記録した得点数を調査。モウリーニョ政権下における得点ランキング上位10名を発表している。
▼9位タイ 22ゴール
ディエゴ・ミリート(元アルゼンチン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:インテル(2009〜2010年)
2009−10シーズンにインテルでモウリーニョ監督の指導を受けたD・ミリート。セリエAでは22ゴールを挙げて5連覇に貢献。さらにチャンピオンズリーグ(CL)とコッパ・イタリアの決勝でも得点を記録し、イタリア史上初となる“3冠”達成の原動力となった。
ロメル・ルカク(ベルギー代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2013年)、マンチェスター・U(2017〜2018年)
チェルシー時代にはモウリーニョ監督の信頼を得られず、エヴァートンへの移籍を決断したが、2017年にマンチェスター・Uで再会を果たすと、翌年12月に監督解任が発表されるまで50試合に出場して22ゴールをマークした。今年1月には、恩師がマンチェスター・Uで成功を収められなかった原因について、「もし彼が望んでいた選手をチームに揃えていたら、彼はもっとうまくやっていただろう」と分析していた。
▼8位 23ゴール
ジエゴ・コスタ(スペイン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2014〜2015年)
2014年夏にアトレティコ・マドリードからチェルシーに移籍。スペイン時代に宿敵レアル・マドリードを率いていた“敵将”のもとでプレーすることになった。お互いを熟知していたこともあり、D・コスタは1年目から大活躍。リーグ戦ではチーム最多の20ゴールを挙げて、指揮官に9年ぶりとなるプレミアリーグ優勝をもたらした。
▼7位 28ゴール
エデン・アザール(ベルギー代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2013〜2015年)
2013年夏、再びチェルシーの指揮官に就任したモウリーニョ監督のもとでブレイクを果たしたのがアザールだった。就任2年目となる2014−15シーズンにはプレミアリーグを制覇。全試合に出場して14ゴール9アシストをマークしたアザールは、リーグの年間MVPにも輝いた。その数カ月後に指揮官は解任を告げられるが、「もう一度、一緒に働きたい監督を一人挙げるよう尋ねられたら、モウリーニョと答える」とアザールは恩師への信頼を口にしていた。
▼6位 42ゴール
ズラタン・イブラヒモヴィッチ(元スウェーデン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:インテル(2008〜2009年)、マンチェスター・U(2016〜2018年)
2008−09シーズンにインテルでモウリーニョ監督と共闘。リーグトップの25ゴールを奪い、セリエA優勝を成し遂げた。その後バルセロナやミラン、パリ・サンジェルマンでプレーすると、2016年夏に恩師のラブコールに応えてマンチェスター・Uに加入。プレミアリーグ33試合出場で17得点を挙げたほか、ヨーロッパリーグ(EL)やリーグカップ制覇に貢献した。
▼4位タイ 47ゴール
ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2004〜2007年、2014〜2015年)
モウリーニョ監督率いるチェルシーで活躍したFWとして、真っ先に名前が挙がるのがドログバだろう。2004年にチェルシー入りすると、持ち前の得点感覚を武器にゴールを量産し、プレミアリーグ連覇を達成。2006−07シーズンには20ゴールを挙げて得点王のタイトルを手にした。その後2014年にチェルシーに復帰し、モウリーニョ監督と再共演。D・コスタのバックアッパーを務めながら4得点を挙げて、指揮官と共に3度目のリーグ優勝を成し遂げた。
カリム・ベンゼマ(元フランス代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
レアルで3シーズンにわたってモウリーニョ監督の指導を受けたベンゼマ。指揮官からは「猫」に喩えられることもあったが、すべてのシーズンで2ケタ得点を記録し、97試合の出場で47得点を叩き出した。リーガ・エスパニョーラ王者に輝いた2011−12シーズンには、21ゴールをマーク。これは2009年のレアル加入以降では、2015−16シーズンの24ゴールに次いで2番目に多い数字である。
▼3位 48ゴール
ゴンサロ・イグアイン(元アルゼンチン代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
モウリーニョ監督が指揮するレアルで、ベンゼマとセンターフォワードのポジションを争っていたのがイグアイン。ケガの影響もあって3年間の出場数は「80」にとどまったが、ベンゼマよりも多い48ゴールを記録した。ただそれでもレギュラー確保とはならなかったことから、移籍を決意。モウリーニョ監督がレアルを去った2013年夏に、ナポリへと活躍の場を移した。
▼2位 49ゴール
フランク・ランパード(元イングランド代表MF)
モウリーニョ監督との共演歴:チェルシー(2004〜2007年、2013〜2014年)
今回のランキングで唯一、MFとして名を連ねたのがランパードだ。モウリーニョ監督が2004年にチェルシーの指揮官に就任すると、およそ3年間で43ゴールを記録。数多くの得点を生み出し、恩師からはのちに「当時のプレミアリーグのベストプレーヤーだった」と称えられた。2013年にモウリーニョ監督がチェルシー復帰を果たしてからも、ランパードは26試合出場で6得点をマークし、同シーズン限りで13年間を過ごしたチェルシーに別れを告げた。
▼1位 120ゴール
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表FW)
モウリーニョ監督との共演歴:レアル・マドリード(2010〜2013年)
モウリーニョ政権下で最も多くのゴールを決めている選手は、同胞のC・ロナウドだった。レアルで共闘した3シーズンの得点数はそれぞれ「40」、「46」、「34」。通算106試合の出場で、ランパードの2倍以上にあたる120ゴールを記録した。ポルトガル人指揮官はかつて、C・ロナウドを指導したことが監督キャリアにおける「ハイライト」だと語っていたが、2人が再びタッグを組む日は訪れるのだろうか。
(記事/Footmedia)