波乱が多い宝塚記念。BIGボーナスをもたらす穴馬パターンは2つある

6月24日(水)6時0分 Sportiva

【写真】宝塚記念、本命の勝算は?

 上半期の総決算となる「グランプリ」GI宝塚記念(阪神・芝2200m)が6月28日に行なわれる。
 毎年実力馬が集うレースだが、過去10年の結果を振り返ってみると、なかなかひと筋縄ではいかない一戦と言える。
 記憶が新しいところでは、2018年。7番人気のミッキーロケットが金星を挙げ、2着に10番人気の香港馬ワーザー、3着に12番人気のノーブルマーズが突っ込んできて、3連単は49万2560円という高配当をつけた。
 さらに、2015年には、6番人気のラブリーデイが勝利。2着に10番人気のデニムアンドルビー、3着に11番人気のショウナンパンドラが入って、3連単は52万8510円という高額配当となった。
 過去10年で6番人気以上の伏兵が5勝を挙げるなど、まさしく波乱含みのグランプリ。となれば、今年も荒れることを見込んで、過去の傾向を分析し、今回のレースで激走しそうな穴馬候補を探し出してみたい。

 まず面白そうなのが、GIや重賞戦線で奮闘していながら、「GIではあと一歩足りない」と思われていた馬である。
 というのも、トップクラスのレースによく出走しているものの、勝つまでには至らない——そう評価されていた馬たち(=人気薄)が、この宝塚記念でGI初勝利を挙げることが多いからだ。
 このパターンとなるのは、2010年のナカヤマフェスタ(8番人気)、2011年のアーネストリー(6番人気)、2015年のラブリーデイ(6番人気)、2018年のミッキーロケット(7番人気)。いずれも、重賞やGIでは馴染みの存在だったが、”主役”となることはなかった。それが、このレースで”壁”を打ち破ったのである。

 今年もそういった候補はたくさんいるが、過去の例として挙げた4頭は皆、重賞勝ちがあり、過去に2回以上のGI出走経験があった。
 そうすると、今回のメンバーであれば、カデナ(牡6歳)、スティッフェリオ(牡6歳)、ダンビュライト(セン6歳)、メイショウテンゲン(牡4歳)、レッドジェニアル(牡4歳)の5頭が候補となる。
 それぞれ不気味な存在ではあるが、再度、過去の例となる4頭の戦績を見てみると、4頭とも前走のレースでは掲示板(5着以内)を確保していた。重賞であれば勝ち負け、GIであれば善戦しているだけの調子にあることが、ひとつのポイントかもしれない。

宝塚記念での大駆けが期待されるレッドジェニアル
 この条件から、カデナスティッフェリオレッドジェニアルが残る。手広く勝負するのであれば、抑えておきたい3頭である。
 ただし、「もう少し絞りたい」という場合は、レッドジェニアルをオススメしたい。
 なぜなら過去に、前走でGIII鳴尾記念(阪神・芝2000m)に出走しており、そこから、この舞台に挑んできた伏兵馬の台頭が多いからだ。

 2012年に6番人気で3着となったショウナンマイティ(鳴尾記念2着)、2013年に5番人気で2着となったダノンバラード(同3着)、2014年に9番人気で2着に入ったカレンミロティック(同4着)、先述した2015年の勝ち馬ラブリーデイ(同1着)らがいい例だ。
 レッドジェニアルは、前走の鳴尾記念(6月6日)で3着。過去の例からして、ローテーション的には魅力的な1頭ゆえ、同馬の大駆けに期待するのは悪くない。
 過去のパターンから、もうひとつ穴馬候補を挙げるとすれば、「人気落ちのGI馬」である。
 これは、最近よく見られる傾向で、2017年に5番人気で2着となったゴールドアクター、2019年に6番人気で3着に入ったスワーヴリチャードらがそうだ。
 このタイプも、今年は多数いるが、前述したゴールドアクターとスワーヴリチャードは、ともに年明け3戦目の競馬であり、3走前に挑んだGIでは掲示板以内だった。
 これらの条件を加えると、今回はキセキ(牡6歳)とペルシアンナイト(牡6歳)が浮上する。ただし、ペルシアンナイトはGIマイルCS(京都・芝1600m)の覇者であり、この舞台は距離適性的には分が悪い。ここでは、キセキを上に取りたい。
 昨年の宝塚記念では、1番人気で2着となったキセキ。しかし、今年はここまで、GII阪神大賞典(3月22日/阪神・芝3000m)で7着、GI天皇賞・春(5月3日/京都・芝3200m)で6着と揮わない。おかげで、人気急落は必至だが、過去の例からして、ここでの巻き返しがあっても不思議ではない。

 最後に、宝塚記念の馬券を組み立てるうえで、触れておかなければいけないことがある。それは「牝馬が重要」ということだ。
 人気、人気薄を問わず、牝馬の活躍が目立つ宝塚記念。過去5年だけを見ても、2015年のデニムアンドルビー(10番人気2着)とショウナンパンドラ(11番人気3着)、2016年のマリアライト(8番人気1着)、2017年のミッキークイーン(4番人気3着)、そして昨年のリスグラシュー(3番人気1着)と、5頭も馬券圏内(3着以内)に入っている。牡馬混合のGIで、これほど牝馬が奮闘しているレースは珍しい。
 ということで、今年もクロノジェネシス(牝4歳)、ラッキーライラック(牝5歳)は無視できない。2頭とも人気の一角ゆえ、穴馬候補としては取り上げなかったが、馬券検討においては、どちらかを軸に考えてもいいほどの存在だ。
 春のGIシリーズのトリを飾る宝塚記念。力のあるメンバーがそろっているだけに、位置取りや展開など、ちょっとしたことで波乱が起こる可能性がある。とすれば、ここに挙げた穴馬候補たちが、少し早い夏のボーナスをもたらしてくれるかもしれない。

Sportiva

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