アルピーヌ、新型『A290』の日本導入を検討。高性能、俊敏性、軽量を備えたブランド初のスポーツEV

2024年6月26日(水)12時43分 AUTOSPORT web

 アルピーヌ・ジャポンは6月21日、今月13日にフランス、ル・マン24時間レースの会場で初公開されたアルピーヌ初の電動モデル『A290』について、日本市場への導入を検討していることを明らかにした。


 アルピーヌが“電動時代のホットハッチ”を謳うA290は、同ブランドのDNAを完璧に受け継いで開発された新型モデルだ。このアーバン・スポーツカーは、アルピーヌを代表する『A110』の走行におけるすべての感覚が凝縮され、同ブランドを特徴付けるパフォーマンス、敏捷性、ライトウエイトの3つの要素を備えた電動スポーツモデルとなっている。


 パフォーマンス志向のユーザーやスタイル重視の顧客、そして男女を問わず新たな顧客層にアピールするよう設計されたアルピーヌA290。ルノーグループのEV新会社であるアンペア社由来の電動プラットフォームを採用するこのクルマは、軽快で高性能な走りだけでなく、EVを蓄電池として利用できる双方向V2G(ビークル・トゥ・グリッド)充電などを備えるなど家庭での充電を最適化するエネルギーサービスを提供し、日常における快適な使い心地の実現が目指された。


「アルピーヌA290は新しい世代の電気自動車の最初のモデルであり、私たちの“ドリームガレージ”を可能な限り素晴らしいかたちで始動させるものだ」と語るのは、アルピーヌのフィリップ・クリーフCEO。


「このアーバン・スポーツカーは、アルピーヌをより多くの人々に紹介するものであり、ドライビングプレジャーを提供することで愛されてきた“ホットハッチ”という忘れ去られたカテゴリーを復活させるものになる」

2024年6月13日にフランス、ル・マンで発表された『アルピーヌA290』
アルピーヌA290のインテリア
アルピーヌA290のシート
アルピーヌA290のエクステリア(リヤ)


■アルピーヌA290 主要諸元表




































































全長×全幅×全高3990mm×1820mm×1520mm
ホイールベース2530mm
車両重量1479kg
前後荷重比57:43
荷室容量300〜326リットル(グレードによる)
最高出力130kW(180hp)〜 160kW(220hp)
最大トルク285Nm〜300Nm
バッテリー容量52kWh
トランスミッションタイプリダクター
シャシーアルピーヌ スポール
バンプストップ&マルチリンク リアサスペンション
駆動方式FF
最小回転直径10.2m
ブレーキブレンボ製モノブロック 4ピストンフロントキャリパー
ブレーキディスク直径フロント:320mm、リヤ:288mm
タイヤサイズ225/40R19 93V
最高速度160〜170km/h(グレードによる)


*主要諸元はすべて欧州仕様値


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