FIFAがジャカとシャチリに罰金…政治的ゴールパフォへの処分が決定

2018年6月26日(火)9時55分 サッカーキング

“双頭の鷲”を表現するゴールパフォーマンスを行ったシャチリ [写真]=Getty Images

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 スイス代表のグラニト・ジャカ(アーセナル)、ジェルダン・シャチリ(ストーク)は出場停止処分を免れたものの、罰金を科せられたようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が25日に伝えている。

 22日、セルビアとの試合でシャチリ(ストーク)とジャカ(アーセナル)はそれぞれゴールを奪うと、胸の前で手をクロスさせて “双頭の鷲”を表現。このゴールパフォーマンスに政治的な意図が含まれていたとされ、FIFAが試合後調査に乗り出していた。

 シャチリはコソボ出身で、ジャカの両親もアルバニアにルーツを持つコソボ出身。アルバニア人が多数を占めるコソボは、2008年にセルビアから独立をしたものの、セルビア人からの迫害を受けていたという歴史を持っている。両選手がゴールパフォーマンスでした“双頭の鷲”とは、コソボの独立の象徴。セルビア側はコソボの独立を認めておらず、両選手のパフォーマンスはコソボ独立を支持する政治的パフォーマンスと見られていた。

 FIFAはスタジアム内におけるすべての政治的なメッセージやジェスチャーを禁止しており、規則違反には最大2試合の出場停止処分を行うことができる。しかし今回FIFAは、ジャカとシャチリに警告として1万スイスフラン(約111万円)の罰金を科すことにとどめた。

 スイス代表は27日、グループステージ最終節でコスタリカ代表と対戦する。

サッカーキング

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