フェルスタッペン「競争力に手応え」。クラッシュでマシン大破もペナルティの懸念なし:レッドブル・ホンダ F1オーストリアGP金曜

2019年6月29日(土)8時3分 AUTOSPORT web

 2019年F1オーストリアGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=5番手/2=9番手だった。


 FP1でフェルスタッペンは30周を走り、1分05秒260をマーク。FP2半ばにフェルスタッペンは最終コーナーでスピンし、タイヤバリアに後ろからクラッシュ、マシン後部に大きなダメージを負った。これにより赤旗が出て、マシンはガレージに戻されたが、フェルスタッペンは残りのプラクティス中にコースに出ることはできなかった。


 ホンダは、この日フェルスタッペンはスペック2パワーユニットで走っており、その後スペック3に交換する予定だったため、パワーユニットの面で今週末への影響はないと述べている。しかし、金曜に搭載していたパワーユニットに今後使用できないような損傷があるかどうか分析するということだ。


 またチーム代表クリスチャン・ホーナーは、Sky Sportsに対し、この日フェルスタッペンが搭載していたギヤボックスは金曜用だったと語っている。従って、フェルスタッペンは金曜時点ではパーツ交換によるペナルティは受けずに済む状況であるとみられる。


 フェルスタッペンはFP2では13周の走行にとどまり、自己ベストタイムは1分05秒879だった。

2019年F1第9戦オーストリアGP スペシャルカラーのヘルメットを使用するマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン フリー走行1=5番手/2=9番手
 走っている時のマシンの感触はよかったし、かなり競争力が高い感じがした。もちろん上を見ればきりがないが、クラッシュするまで、とてもいいラップを走っていたと思う。


 自己ベストのラップではトラフィックに遭っているので、実際にはもっとトップに近いタイムを出せるはずだ。


 マシンはよく機能している。コーナーのスピードと直線スピードの間でいい妥協点を探し出す必要はあるけれど、それについては今夜取り組んでいくよ。


 とても風が強く、しかも一貫していなかったので、最終コーナー半ばで態勢を崩してしまった。リヤが流れて、かなり激しくバリアにヒットした。幸いすべて修理可能だし、金曜だからすべてレース用パーツで走っていたわけでもない。でも、チームが今夜膨大な作業を行わなければならないのが残念だ。


 全体的なパフォーマンスに関して自分たちのポジションを判断するのは難しい。メルセデスはまだ本格的なパフォーマンスランをしていないんだ。だから今の段階では慎重に考えているけれど、今日パッケージ全体がよく機能していたと感じるので、それはポジティブな要素だよ。


(Formula1.comに語り)マシンには満足していたが、風がトリッキーだったから、走っている間ずっとそれについて文句を言っていた。データを見れば分かるが、あのコーナー(ターン10)に差し掛かった時、突然リヤが向きを変えた。今年のF1マシンは風の影響を受けやすい。それでクラッシュが起こり得るんだ。


(自身の公式サイトのインタビューに語り)クラッシュは痛いけど、でも時にはこういうこともある。ありがたいことにダメージは修復可能だし、ギヤボックスも金曜専用のものを使っていた。だから問題にはならないよ。


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