岡崎慎司、ベルギー国内移籍説あった!STVV契約延長に「減俸容認で…」

2023年6月29日(木)5時56分 FOOTBALL TRIBE

岡崎慎司 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は28日、元日本代表FW岡崎慎司との契約延長を公式発表。今夏残留が決まった岡崎だが、ベルギーメディアが他クラブとの交渉やSTVVと契約延長合意に至るまでの背景を伝えている。


 岡崎は昨年8月に練習参加をへてSTVVと1年契約を締結。現セレッソ大阪所属MF香川真司とのコンビで日本のファンを沸かせたほか、昨年8月20日のデビューからリーグ戦全試合で先発出場。ただ前線ではなく、主にシャドウ(前線1トップ、2トップの背後)やインサイドハーフで起用されていたこともあり、1ゴールに終わっていた。


 一方、STVVは2022/23シーズン終了後にヴィッセル神戸元指揮官であるトルステン・フィンク氏を招へい。戦術面の大幅な変更もあり、現地では現有戦力大量入れ替えの可能性が報じられる中、岡崎はSTVVと契約延長で合意に達している。


 ベルギー紙『HBVL』は「STVVは岡崎慎司との契約を1シーズン延長した」と報道。これによると、同選手は家族とともにブリュッセル近郊のテルヴレンに住み、子供たちのインターナショナルスクールも近くにあることから、ベルギー国内でのプレー続行を熱望。STVV以外にもベルギー1部OHルーヴェンとも交渉していたという。


 またSTVVのアンドレ・ピントSD(スポーツディレクター)は、「岡崎は我々の若い才能の模範であり、導き手である」と絶賛。契約延長に至った理由について「彼は年俸など条件面の調整に応じてくれた。コーチングスタッフと話し合った結果、クラブは彼に新たな契約をオファーすることを決めたんだ」と語ったという。


 なお岡崎本人はSTVVとの契約延長について「日本に帰国し、クラブのスポンサーや応援してくださっているファンの皆さんと顔を合わせたり挨拶をした経験から、このチームでFWとしても結果を残し、チームの歴史にさらに名前を残したいという気持ちになりました」


 「その中でクラブと話をして、新監督も来るということで、新しい気持ちでモチベーションを高く持ち、このチームで何かを成し遂げたいと思っています」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

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